コケ植物

2022年11月11日 (金)

亜高山帯針葉樹林のコケなど

苔むす林床を歩くと、別世界に入ったような印象を受けます。コケ植物の種名は殆ど分かりませんが、気になったものを少しだけ撮ってみました。

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所々に、白っぽいコケ植物が生えていました。

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ミズゴケ属のようですが、詳細名は分かりません。私の探索範囲では、標高300mくらいから2,000mを超す辺りまでミズゴケ属を見た事があります。ただ、生育エリアは限られており、土壌湿度の高いところや湧き水の流れるような場所で見かけます。亜高山帯の針葉樹林では、地生のラン科植物を探していると出会う事が多いです。

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これは、スギゴケ属のコセイタカスギゴケでしょうか?

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次は、下界で見るより大型のスギゴケの仲間です。深緑の葉が、林床で目立っていました。

コケ植物は、種子植物やシダ植物と異なり、維管束植物ではありません。ところが、スギゴケ属には、維管束植物の道管や師管に相当する組織があるそうです。面白いですね。

※道管は根から吸い上げた水や養分を運ぶ管、師管は光合成で作られた養分を運ぶ管で、人間の血管に相当する器官です。

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こちらはイワダレゴケかな?抗菌作用、抗癌作用のある物質を含む可能性があるそうです。地域では、標高の高いところで見られます。


苔テラリウムなどのWebページが、沢山アップされています。ところが、コケ植物は、鉢や容器内で長く栽培する事が難しい植物だと思っています。とても威勢が良く成長していたと思ったら、病気になって変色したり、あっという間に枯れてしまう事もあります。庭の彼方此方で試した結果、家の裏庭が一番長生きしています。手間のかからないのが、ハイゴケです。スミレ類と共に栽培している盆栽の鉢に進出し、繁茂しています。それを野鳥が巣の材料に咥えて行くので、営巣時期には、散らばって困ります。