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野生ラン

2025年11月25日 (火)

馬頭観音の植物

一か月ぶりの更新になります。高齢者のブログは「生きている証」・・やまぶどうは、何とか生きています。

不法投棄監視パトロールのコースの一つに、馬頭観音の祀られているところがあります。そこに生育する植物を撮ってみました。

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キッコウハグマの花が咲いていました。各所で見かけることの多い植物ですが、閉鎖花をつけるため咲いている花の少ない場所もあります。花を開くのは若い小形の株が多く、閉鎖花は大株になるほど多いように思います。

小さいけど綺麗な花です。よく見ると3個の花が合体していることが分かります。ピンクの花をつけるエンシュウハグマを思い浮かべ、花弁の形がより整ったこの花がピンクだったらなんて考えました。

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こちらは独特の香りがするリュウノウギクです。この辺りから上ではよく見かける野生菊です。

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隣には、ラン科シュスラン属のミヤマウズラが生えていました。シュスラン属は地下茎で増え群落をつくることもありますが、共生菌への依存度が高く環境の変化により姿を消してしまうことがあります。結構気難しい植物であるという印象を持っています。

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ヤマツツジの苗です。ツツジの仲間は種を蒔いても上手く発芽してくれません。ところが場所によってはミニ盆栽のような苗が沢山見られます。畑に作っているミニ植物園への導入種として、ツツジの仲間も検討中です。長年山野を探索していると、身近で見られる植物に目を向けることを忘れ、その魅力に気付かない事が多々あります。

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ホコリタケかと思ったらずっと大きい・・ノウタケの仲間かな?


民家から離れた場所にあるこの馬頭観音の周りには気になる植物がいろいろ生育しています。以前はササユリも咲いていましたが、いつの間にか姿を消してしまいました。ラン科では前記のミヤマウズラの他に、シュンラン、コクラン、クモキリソウ、オオバノトンボソウ、ヤクシマヒメアリドオシランなど、そしてツツジ科にのウメガサソウも見られます。

この馬頭観音には、お供えをして見守っている人がいました。その方は数か月前に他界されました。この後、それを引き継ぐ人がいるのだろうか?

2025年9月19日 (金)

カヤランとクモラン

9月10日に地域の水口(水源)調査に行ってきました。その時、針葉樹林の林床でカヤランとクモランを見つけました。

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強風によって着生していたスギの細枝とともに落下したようです。地域の人工林を歩くと、このように落下しているのを時々見かけます。そのままではやがて枯れ死してしまうと思われるので、持ち帰りました。

【カヤラン】

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左が上のカヤランで、右は以前持ち帰ったカヤランです。着生していた枝ともにサザンカの幹に麻紐で固定してあります。

次は庭木に着生したカヤランです。最近、庭木の各所で見かけるようになりました。

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こちらはツツジの枝に着生したカヤランです。準備の早い着生蘭で、もう来春咲く蕾が姿を現しています。

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カヤランは着生する樹種が多様な種ですが、中でもツツジの枝は共生菌が豊富なようで沢山の苗が見られます。

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過去のブログ記事でも掲載しましたが、この2枚の写真には発芽間もない状態のカヤランが見られます。扁平な器官で、葉緑素を持ち一見葉のように見えます。特に下の写真の右上に伸びている部位に注目してください。これは葉ではなく胚芽に由来する器官で普通葉が出現するとやがて姿を消していきます。

ラン科カヤラン属カヤラン(Thrixspermum japonicum (Miq.) Rchb.f.)。

【クモラン】

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針葉樹の盆栽・・トウヒの寄せ植えに着生しているクモランです。自動自家受粉するようで、結実率は高く毎年右のように沢山の果実が見られます。

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縦長の左側の写真(左に伸びる根の脇の部分)とこの写真(Xになっている部分)には、カヤランと同じような扁平な器官が写っています。こちらは葉緑素を持った着生根が成長すると姿を消していきます。

ラン科クモラン属クモラン(Taeniophyllum aphyllum Makino)。


ところで、Wikipediaによると、クモランに関して「着生場所から引き離した場合、絶対と言ってよいほど再活着しない」とあります。以前、研究者からの依頼で県中部に生育するクモランを採集しに行ったことがあります。そこは県東部で見るものより着生根が長く、別の個体の上に被さり合うように生えていました。根を傷めないで簡単に掴み取れました。前記のことが気になっていたので、一塊を苔の生えた桜の木に固定して毎日水遣りしたところ無事活着しました。この着生蘭は、長期乾燥によって根が枯れ死することが多いように感じています。着生根ですからスプレーでの水遣りも有効だと思います。枝に着生したままなら、冒頭のカヤランのようにして根が動き始めるまでマメにスプレーすれば、活着の可能性は高いと思います。

この二種類の着生蘭は、他種に比べて樹種を選ばず発芽しやすいようですが、長く観察しているといつの間にか姿を消してしまうことがあり、場所を移動しながら代を繋げているというような印象を持ちました。このことは日本の蘭ハンドブック「カヤラン」の解説でも触れられています。同じく発芽率の高いヨウラクランも同様に感じています。庭木の着生蘭観察も興味深く楽しいです。

2025年9月17日 (水)

ヒガンバナと十日後のシュスラン

NPOからの依頼で、ヒガンバナの花が咲き出す前に、富士市の下界を流れる沼川沿い遊歩道の草刈りをして来ました。今年は連絡がないので心配していたら、もう山間の地でも花が咲き始めました。NPOの役員と途中から参加してくれたジヤトコさんだけで刈ったのだろうか?長年参加してきた市民メンバーは、数人だけ残りみんな年寄りになってしまいました。

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こちらは一足先に咲いたキツネノカミソリです。同科同属ですが、キツネノカミソリの果実が膨らみ始めた頃、ヒガンバナの花が咲き出します。

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十日後のシュスランの花です。花茎の先端部まで咲いていました(控えめな性質なので、あまり開きませんが・・)。

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上手く根付くか分からないので、緊急避難したのは一株だけでした。花茎から少し離れた場所に見える小さな株は、親株から伸びた栄養繁殖苗です。この苗は地上部が残ったまま冬を越しますが、花茎部は枯れて地下茎だけ残ります。今のところ、この場所の環境は適しているようです。


最終的には、環境の変化により小型化してしまった地域某所のベニシュスランを少し移植して、花を咲かせたいと思っています。それが、少し前に不法投棄監視パトロールで通りかかったところ、作業道の草刈りがされていました。すでに自生地の間伐作業がされてしまったかもしれません。近々確認してこようと思っています。

植物保護の考え方や方法は人それぞれです。諸先輩の多くは「自然のままに!」というご意見を持たれていると思います。でもそれでは守れない植物を幾度も目にして来ました。情報拡散による園芸採取はもちろんですが、野生動物の食害や、草刈り・笹刈りがされなくなったために姿を消してしまった希少種もあります。ただ、個人レベルで保護できる植物はホンの少しで、傍から見れば単なる自己満足と言われるかもしれません。それでも何もしないより良いと最近思うようになりました。

2025年9月 5日 (金)

シュスランの花

日々行動範囲が狭くなってきた為、こちらのブログの更新が滞り気味になってしまい、訪問者の皆様にはご迷惑をおかけしております。

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以前掲載したシュスランが咲き始めました。このシュスランは「緊急避難」という名目である場所から移植しました。諸先輩のWebページや図鑑などには「照葉樹林や落葉樹林下に生育」とありますが、針葉樹の人工林が大半を占める静岡県東部においては、ベニシュスランとともにスギ・ヒノキの林床で見かける場合が殆どです。

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花は紅を帯びた白色であまり開きません。

ラン科シュスラン属シュスラン(Goodyera velutina Maxim.)。


私の限られた探索範囲では、シュスランよりもベニシュスランに出会うことが多く、Webページの記述と逆の印象を持っていました。ベニシュスランに関しては、幾度か生育地を訪問している内にシュスラン属の中でも一番気難しい植物ではないかと思うようになりました。

現在、各所で人工林の間伐や皆伐が行われています。森林組合さんなどにお願いして気を使ってもらっても、林床の光条件が変わることによって共生菌の繁殖環境が変化し、個体は小型化して花を咲かせなくなります(素人の私見です)。その保護には移植も視野に入れる必要がありますが、群生することもある割に気難しい植物なので、安定して生育できる条件を模索する必要があります。

以前、腐生ランを栽培する実生床と同じ考えに基づきプラ容器で実験してみました。実験は上手く行きましたが、小さな容器なので共生菌の状態を長く保つことは困難です。そこで、移植したこのシュスランに注目してきました。上手く花を咲かせてくれれば、移植して保護する目標も明るいものになります。ただ、移植により保護できる個体数は微々たるものですが・・。

2025年8月 7日 (木)

シュスランとヤクシマヒメアリドオシラン

シュスラン属は群生することが多いようですが、結構気難しい野生ランだという認識を持っています。私の探索範囲で、シュスランを見かけるのは稀です。数年前に、先生と保護林の間伐木の選定をしていた時見つけたシュスランを一株移植しました。

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移植後、昨年初めて花茎が伸び花を咲かせました。今年も蕾が見えています。未開花の茎葉も地下茎で繋がっている栄養繁殖株(クローン)です。

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蕾を持った茎の節の辺りに注目すると、細かい根のようなものが伸びていました。以前腐生ランの実生床と似た環境の容器内で、ベニシュスランを栽培したことがあります。その時も同じようなものが伸びて来ました。そして2年後に容器内の多くが花を咲かせました。

また素人の考察ですが・・。私はこの毛根のようなものが、腐生ランの根状器官と同じ働きをするのではないかと思っています。目につかない時もあるので、共生菌から栄養を供給する時期に顕著に表れるのかもしれません。

ついでに・・。

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こちらはチリのような種子を撒いた場所に姿を現した、ヤクシマヒメアリドオシランです。

実は、ヤクシマヒメアリドオシランは、数年前にプラ容器での実生発芽に成功しています。

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変化が見られなかったため、容器内の部材を掘り起こしてみると、このような地下茎が出てきました。地下茎は全て研究者に送ったので、開花に至るまで育てておりません。そこで、シュスランと同じ場所に播種してみました。

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これがシュスランとヤクシマヒメアリドオシランの共生菌かは分かりませんが、移植場所に敷設したスギ・ヒノキの球果や枯葉に繁殖していました。


素人には共生菌の検出・確認が出来ません。でも、野生ランが生育する場所の部材を敷設して湿度維持をすれば、共生菌が繁殖する可能性は高くなります。

この場所で、ヤクシマヒメアリドオシランが発芽し、葉が展開してきました。そしてシュスランも2年続けて蕾が出来ました。今のところ環境は良いと思います。この場所でベニシュスランの生育実験を行ってみようと思っています。プラ容器内での生育実験は上手く行き多くの株が花を咲かせました。ただ、小さなプラ容器で継続してその環境を維持するのは困難で、やがて葉が小型化してしまいました。

地域で目にするシュスラン属は、ミヤマウズラ、アケボノシュスラン、シュスランそしてベニシュスランなどがあります。植物園での栽培経験も含めてベニシュスランが一番難しいと思います。小型化しないで維持できるようになれば、間伐や皆伐で林床の光条件が変わってしまった場所の個体を移植して保護できます。

2025年3月22日 (土)

富士市域のヒメフタバラン

手にした当時の富士市の目録にヒメフタバランが掲載されていましたが、確認場所として富士山二合目とありました。高度と合目は考え方が異なりますが、須山口登山道・下山道の高度1,600m辺りに一合五勺の表示があります。その上の辺りということになり、この記録は早春に咲くヒメフタバランではないと思っています。

数年前に、研究者から依頼されてヤクシマヒメアリドオシランやハクウンランの調査をしていた時、同じ林内で4月下旬に咲いているフタバランの仲間と出会いました。一坪にも満たないような狭い範囲でした。後日その植物がヒメフタバランであることを知りました。

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その場所で撮ったヒメフタバランです。Ylistには、ナガバ、ミドリ、フイリなどの品種(現在は異分類として扱われています)が掲載されていましたが、ここでは写真のような葉の個体ばかりでした。

その後、愛鷹山系某所のスギ林の一角でも出会いました。その場所も生育範囲は極狭く、別の場所に本家があるだろうと思いましたが、急こう配の林床なので探索は諦めました。数年前には間伐が行われ生存が危ぶまれる状態でした。

ラン科フタバラン属ヒメフタバラン(Neottia japonica (Blume) Szlach.)。

二番目の場所は一番目に見つけた場所の半分くらいの高度でしたから、三月半ばには花が見られました。数株を別の林床に移植してみました。厳密に言えば盗掘ですね。

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咲いていました!

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実生発芽或いは地下茎による栄養繁殖苗と思われます。隣のヒノキの球果と比べてみてください。苗が出現したということはこの場所の環境が合っているようです。

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フタバラン属(Listera)はサカネラン属(Neottia)に改められました。最初は違和感を持ちましたが、花の形態もサカネランに似ています。


昨日は検診に行ってきました。毎日血圧を測定・記録していますが、診察室で測った値は自宅での数値よりもかなり高くて驚きました。経験的に一回だけの測定は当てにならないと思っています(高めの数値になる)。持参した測定表がいい加減に思われるような値だったのに、病院は一回だけしか測りませんでした。また血圧が上がってしまう・・。

2025年3月16日 (日)

もう咲いていたシュンラン

長年ラン科植物との出会いを求めて、地域の山野を探索して歩きました。発芽~生育まで菌類に栄養依存する特殊な生態故に、希少種の多い植物です。そんな中でも、比較的出会うことの容易なのがシュンランです。

そろそろ咲き始めるころだろうと覗いてみたら咲いていました。場所が悪かったので、以前撮った写真を掲載します。サイズが自動変換されるため、画質が荒くピンボケのような写真ですみません。左クリックすると元サイズで見ることが出来ます。

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私が幼いころは、地域の各所で見ることが出来ました。でも、この野生ランも生育適地の減少やシカの食害により、稀な存在となりつつあります。

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一見どの花も似て見えますが、じっくり観察すると花の形や色彩に個性があって面白いです。

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こちらはシュンランの果実で、数えきれないくらいの塵のような種子を宿しています。比較的個体数を見ることの出来る林床でも果実を見ることは稀です。

ラン科シュンラン属シュンラン(Cymbidium goeringii (Rchb.f.) Rchb.f.)。

地域で見るシュンランは、花形やその色の変異だけでなく、葉のすごく長い個体や細い個体を見ることがあります。でも、変種として記載されているものは高知県などに生育するホソバシュンラン( var. gracillimum (Fukuy.) Govaerts)だけのようです。

2025年1月22日 (水)

庭木のクモラン

時間のある時に庭木の剪定をしています。特に樹高の高くなった木は、立ち馬(足場台)に乗って手が届くくらいに短くしています。

山間の地にある我が家では、庭木の剪定時に着生蘭を発見することがあります。この日は、クモランを見つけました。

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キンモクセイの樹幹で発見。乾燥し過ぎたせいか、着生根がかなり傷んでいます。

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こちらは、サザンカの枝に着生していました。

クモランに訪花昆虫が集っているところをまだ見たことがありません。また花の寿命は短くその割に結実率が高いので、自動自家受粉するのではないかと思っています。

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やがて果皮が裂開して、毛糸の繊維のような種子を飛散します。初めて見ると種子が出来なかったのかと思ってしまいますよね。

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以前撮った花の写真です。内部を撮ろうと思っても小さいため私の腕では無理でした。

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以前のブログでも触れましたが、発芽して間もない内は少し濃い緑色の板状の器官が見られます。胚芽に由来するそうで、葉緑素を持った着生根が伸び始めると姿を消していきます。

上の写真で左半分が板状の器官(葉状体)で、右半分が着生根です。この板状の器官は、カヤランにも見られます。そちらは普通葉が姿を現し始めると姿を消していきます。

クモランやカヤランなどは比較的高いところに着生することが多く、庭木で発見しなければ気づくことはありませんでした。庭木の世話は大変ですが、こういう嬉しい発見があると楽しいものです。

ラン科クモラン属クモラン(Taeniophyllum aphyllum Makino)。

2025年1月19日 (日)

シュスラン

地域で目にしたシュスラン属は、ベニシュスラン、ミヤマウズラ、ヒメミヤマウズラ、アケボノシュスラン、そしてシュスランなどがあります。匍匐茎により栄養繁殖もするため、群落を形成することがあります。この日は、シュスランに出会いました。私の探索範囲では、出会うことの稀な野生ランです。

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株立ちしておらず50cmくらい離れて生えていました。

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こちらは、左下のヒノキの球果と比べてわかるようにとても小さな葉でした。やはり離れて生えていたので、どこからか飛んできた種子が共生菌の力を借りて発芽した苗のようです。

群落に出会えれば嬉しいですが、このように新たに出現したと思える場所も、明るい未来が想像できて嬉しいものです。

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こちらは、別の場所で以前撮ったシュスランの花穂です。群落と言えるくらいの個体数はありましたが、花茎が伸びているものはとても少なくその原因が気になりました。

ラン科シュスラン属シュスラン(Goodyera velutina Maxim.)。

以前、ベニシュスランの記事でも触れましたが、シュスラン属は共生菌への栄養依存度が高いせいなのか、長年見続けていると小型化して個体数が減少して来たり、花茎の数が減ってくる(花があまり見られなくなる)こともあります。


昨日は、ほぼ一日パソコンデーターのバックアップを行いました。撮りためたピクチャの写真を外付けハードディスクに移動して、システムのインストールされているドライブの空き領域を確保しました。

十数年前に組立てた当初のペンギンは、メモリーが2GB×2(4GB)でストレスなく動いていましたが、度重なるOSのアップデートやアップグレードによりだんだん重たく感じてきていました。古いCPUやマザーボードに適合するものがあるか心配でしたが、最近富士市に出店したドスパラに置いてありました。

一昔前は、2GBでもマルチコアー対応のメモリーはかなり高額だったと記憶しています。今回は8GB×2(16GB)を追加して、20GB実装となりました。なんと2枚で2800円くらいでした。思っていたよりずっと安かったので、心配で店員さんに聞き直しました。メモリーは相性があるため、マザーボードに取り付けてもうまく認識してくれるか分かりませんので相性保証がついています。ただ、ASUSのマザーボードには奥の手が使えるMem OK!というスイッチがついていて、相性問題が解決できるようになっています。

古い部品構成のペンギンがいつまでもつか分かりませんが、取り合えずWindows11Proにアップグレードして何とか使えています。ただ、OSの構成が少し変わっている事と、古いアプリで補正の必要な場合もあります。少しずつ学び解決していくしかありません。

2024年12月23日 (月)

イズシャジンの種子

開花状態や植物全体の写真がないので、権兵衛の種蒔き日記にUPしようか迷った記事ですが・・。静岡県内に生育する種とはいえ、開花状態のイズシャジンを撮影できる機会があるか分かりませんので、こちらに掲載することにしました。

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種子繁殖実験用に南伊豆町のある研究施設から先生宛に送られてきたイズシャジンの果穂です。手にした時はまだ緑が残っていましたが、種子採取目的のため乾燥を待ちました。

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こちらは、種子繁殖で今年開花に至った白花のイワシャジンです。こんな状態でも、イズシャジンとの形態の違いに幾つか気づきます。

県内で生育確認されている種で、シャジンと名の付く植物は幾つかあります。イワシャジンの他に低山で見るシデシャジン、亜高山帯で見るヒメシャジンやその変種のミヤマシャジンなど・・。ツリガネニンジンの根を乾燥させた生薬を「沙参/シャジン」と呼ぶことから同属の植物の和名として用いられたようです。

Ylistでイズシャジンを検索すると、ツリガネニンジンのsynonymとされています。ツリガネニンジンの花は輪生しますが、送ってもらった果穂はそれとは異なったつき方をしています。変種としてver.izuensisとしたらどうだろう?

キキョウ科ツリガネニンジン属イズシャジン(Adenophora izuensis H.Ohba et S.Watan.)。

気になったことがあります。

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果実を解すともっと沢山の種子が出てくると思ったのですが、ホンの少ししかありませんでした。

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種子はとても小さく、1~1.5mm程度です。なぜこんなに少ないのだろう?果実を解していると・・。

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中にとても小さな虫が入っていました。この虫の食害に遭ったようです。

種子を食べる生き物は、エビネなどのラン科植物でも問題になっています。地域のエビネ、クマガイソウ、サイハイランなどでその被害を目にしています。種子ができないと環境の変化や病気などに対応できる多様な性質を持った苗が育ちません。被害の状況によっては、かなり深刻な問題だと思います。

【お願い】

静岡県内に居住しているとはいえ、高齢の身なので南伊豆方面に探索に行く機会が持てるか分かりません。本ブログに掲載しても良いイズシャジンの写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お借りできると有難いです。

より以前の記事一覧