カヤランの成長
昨日は、一日雨が降っていました。それにしても寒かった・・。
甲斐犬「竜と萌」が眠る林の上に顔を出している今朝の富士山は、御覧のように真っ白でした。
今日は天気が良さそうだったので、二回目の不法投棄監視パトロールに行ってきました。
ある林道沿いに植えられている桜の木に、カヤランが着生していました。地域で見られる着生蘭の中では比較的出会うことの多い種ですが、目に留まると嬉しいものです。/span>
帰宅して、裏庭のツツジに着生しているカヤランを撮ってみました。
小さなカヤランの苗が、びっしり着生しています。
ピンボケが激しくなってしまいましたが、こちらはもっと成長したカヤランです。開花時期は、果実が裂開して飛散し始める頃・・3~5月となっていますが、すでに蕾が出来ています。段取りの良い植物ですね。
ところで・・。
これが何だかお分かりでしょうか?種子発芽間もないカヤランです。右の写真で、通常見られるカヤランの葉と根が伸び始めているのが分かります。クモランも、発芽間もない頃にこのような幼体が見られます。
この幼体は、親株と同じ形態の葉が伸び始めると姿を消していきます。葉ではなく胚芽に由来するそうです。正式名称は分かりませんが、クモランの論文(谷亀高広博士)に葉状体と表現されていたので、私はどちらもそう呼んでいます。
シダ植物が胞子発芽して、前葉体から親株と同じ葉が出る過程を連想しました。植物の成長過程を観察するのも楽しいものです。
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