着生ランの果実
ムカデランの記事に「まだ結実したものを見た事が無い・・」と書きました。ところが今年初めて花柄子房のふくらみを確認しました。着生させたものも含めて、庭木で見た着生ランの果実を撮ってみました。
まだ咲いている花がありました。訪花昆虫は、この小さなアリだけしか見た事がありません。
ほぼ全ての花の花柄子房が膨らんでいました。昨年以前もそうなら自動自家受粉も考えられますが、記憶する限り今年始めて見ました。
あの小さなアリが送粉者なのだろうか?先輩にはアリは送粉者にならないと教わった記憶があります。でも、種によってはアリも送粉者になる事を研究者の論文で読んだ事があります。
これはクモランの果実です。クモランは毎年結実します。訪花昆虫を見た事が無いのに結実率が高いので、自動自家受粉するのではないかと思っています。
ムギランの果実です。ムギランは匍匐茎で栄養繁殖して大きな塊になる事の多い着生ランです。結実率はそれほど高くないような印象を持っています。栄養繁殖とのバランスを保っているのかもしれません。
セッコクの果実です。結実率はあまり高くなく、実生苗が見られないと思っていたら、一昨年初めてイヌマキの木に複数の実生苗が確認出来ました。
ヨウラクランの果実です。写真は一番多くついている房を撮りました。花数の割に結実するものは少ないですが、彼方此方の庭木に実生苗が見られます。
最後にカヤランの果実です。小さな花なのに大きな果実をつけますが、結実率は低い種です。上段5種の果実は行燈の骨のような果皮が四方に割れ種子を飛散しますが、カヤランは一方向だけが割れます。またヨウラクランと同じようにあちこちの庭木に実生苗が見られます。
庭木にはもう一種、フウランが着生させてあります。県東部の山間地ではまだ花の咲いているものもあり、まだ果実は確認出来ません。実生苗の確認できていない着生ランは、フウランとムカデランだけです。両種の実生苗を見られる日を楽しみにしています。
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