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2026年8月 3日 (月)

ムカデラン

富士市域の断崖に、ムカデランの生えている所があります。隣の富士宮市域でも生育確認された場所があるそうですが、花は数ミリだし、高い場所では生えていても気づかないですね。

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観察用に、庭木に着生させたムカデランが咲いていました。四国の先輩のWeb図鑑に「結実率は低い」とありました。私はまだ結実したものを見た事がありません。この近くには、訪花昆虫がいないのだろうか?

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ムカデランの着生根は、茎や葉よりも太く目立ちます。

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着生させた庭木が気に入ったのか、増え続けています。図鑑には「日当たりの良い場所」と書かれていたので、樹皮に日の当たりやすい南面に着生させましたが、その場所から裏側や枝で日照を遮られるような場所に移って行きました。あまり日当たりが良すぎると、水分不足で傷んだり枯れてしまうようです。

右の写真を見てください。これは途中が枯れています。一本だった個体が二つに分かれる事になります。茎が繋がっているより、病気による枯れ死などのリスクが低減されます。最初に着生させたのは10cm程度の二つの切れ端でした。でも、今ではそれらがもっと細かく独立しています。生き残るための戦略だと考えると、植物観察の面白さが増します。

ラン科ムカデラン属ムカデラン(Pelatantheria scolopendrifolia (Makino) Aver.)。


地下茎で栄養繁殖して群落を形成するシダ植物のホソバショリマ保護のための実験などを行っています。地域の識者の先輩から「昔あった複数の場所から姿を消してしまった」と聞きました。場所を教わり調べて見ても全然見当たりませんでした。この植物の保護や生育範囲の拡大には、地下茎を切り離して移植する(植え直す)事も有効ではないかと思っています。

植物保護を唱えるWeb記事は多くても、実際の保護活動に役立てられる記事はなかなか見つかりません。植物保護の上で大切なのは、実際に育てて見て学ぶ事だと思います。ホソバショリマの保護には、複数の方が関わってくれる事になりました。自分にとって、最後に辿り着いた場所だと感謝しています。

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