シロバナセキヤノアキチョウジ再び
本日は、今月二回目の不法投棄監視パトロールに行ってきました。途中で昨年見つけたシロバナセキヤノアキチョウジが咲いていたので撮ってみました。
夏に草刈りされて心配していましたが、その後また伸びて無事に花を咲かせてくれました。勢いのある逞しい植物です。
それにしても変わった形態の花ですね。図鑑には「花冠は2唇形で、筒部は長く上唇は反り返って浅く4裂し、下唇はボート形になり前方につき出る」とあります。
普通種と白花品種の違いは・・。
シロバナは、花柄や萼に紫褐色の色素が無く綺麗な緑色をしています。シロバナタチツボスミレの萼もそうですね。
普通種は、葉柄や萼に紫褐色の色素があります。もちろん花を見ればわかりますが、見慣れると葉や茎色の違いでも区別できると思います。
シソ科ヤマハッカ属シロバナセキヤノアキチョウジ(Isodon effusus (Maxim.) H.Hara f. leucanthus (Honda) H.Hara)。
タイプ標本は、静岡市葵区にある竜爪山(りゅうそうざん)で採集されたそうですが、掲載写真は富士市某所で撮影しました。
別ブログ「権兵衛の種蒔き日記」に掲載しましたが、昨年の晩秋に種子採集し、今春撒いて育てた個体の中に、シロバナセキヤノアキチョウジがありました。発芽した年に開花に至ることが分かりました。多年草なので来年からも楽しみです。実生栽培してみると、図鑑に書かれていないことがいろいろ学べて面白いです。




























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