シュスランの花
日々行動範囲が狭くなってきた為、こちらのブログの更新が滞り気味になってしまい、訪問者の皆様にはご迷惑をおかけしております。
以前掲載したシュスランが咲き始めました。このシュスランは「緊急避難」という名目である場所から移植しました。諸先輩のWebページや図鑑などには「照葉樹林や落葉樹林下に生育」とありますが、針葉樹の人工林が大半を占める静岡県東部においては、ベニシュスランとともにスギ・ヒノキの林床で見かける場合が殆どです。
花は紅を帯びた白色であまり開きません。
ラン科シュスラン属シュスラン(Goodyera velutina Maxim.)。
私の限られた探索範囲では、シュスランよりもベニシュスランに出会うことが多く、Webページの記述と逆の印象を持っていました。ベニシュスランに関しては、幾度か生育地を訪問している内にシュスラン属の中でも一番気難しい植物ではないかと思うようになりました。
現在、各所で人工林の間伐や皆伐が行われています。森林組合さんなどにお願いして気を使ってもらっても、林床の光条件が変わることによって共生菌の繁殖環境が変化し、個体は小型化して花を咲かせなくなります(素人の私見です)。その保護には移植も視野に入れる必要がありますが、群生することもある割に気難しい植物なので、安定して生育できる条件を模索する必要があります。
以前、腐生ランを栽培する実生床と同じ考えに基づきプラ容器で実験してみました。実験は上手く行きましたが、小さな容器なので共生菌の状態を長く保つことは困難です。そこで、移植したこのシュスランに注目してきました。上手く花を咲かせてくれれば、移植して保護する目標も明るいものになります。ただ、移植により保護できる個体数は微々たるものですが・・。
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