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2025年7月15日 (火)

グンナイフウロ

山野を歩き始めたばかりの頃、地域の亜高山帯で見るこのフウロソウ属をタカネグンナイフウロと教わりました。識別ポイントとして、葉裏の主脈と細脈の毛、開出毛と腺毛などが挙げられていますが、Webページによって逆に記述されたものがあります。また、同じ場所でも主脈だけに毛の生えているものと細脈にも毛の生えているものがあり、悩んでいました。

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花色は紅紫色で淡いものも濃いものもあり、中には青っぽい花も見受けられます。

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花糸の基部の開出毛です。

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花柄と萼の接写。開出毛と腺毛(先端が赤い球状に膨らんでいる方)が見えます。

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こちらは白っぽい花です。シロバナグンナイフウロという品種が記載されていますが、これはたぶん違うと思います。この花は透けて見える萼片に紅紫の色素があります。記載論文を見た事はありませんが、白花品種は萼片に紅紫の色素がなく緑色ではないかと思います。例えば、白い花の咲くオトメスミレとシロバナタチツボスミレの違いのように・・。

ところで、タイトルをタカネグンナイフウロではなくグンナイフウロにしたのはどうして?

フウロソウ科フウロソウ属タカネグンナイフウロ(Geranium onoei Franch. et Sav. var. onoei f. alpinum Yonek.)。

フウロソウ科フウロソウ属グンナイフウロ(Geranium onoei Franch. et Sav. var. onoei f. onoei)。

最新のYlistでは、タカネグンナイフウロとグンナイフウロの学名は、変種名まで同じで品種レベルで区別されています。三河の植物観察 に下記のような記述がありました。

以前はタカネグンナイフウロ(var. onoei), エゾグンナイフウロ(f. yezoense)などを分類していたが、現在はグンナイフウロにまとめている。POWO(Plants of the World Online)/キュー王立植物園が発行するオンライン分類データベースでは、下位分類は認めていない。以前はグンナイフウロをGeranium eriostemonとし、グンナイフウロ、タカネグンナイフウロを変種に分けていた。


郡内は、山梨県都留群一帯を示す地域呼称です。町内の共同墓地に「当家の先祖、〇〇友右衛門、今を去る九百余年の長暦年間甲州郡内明見より移住」と書かれた墓誌があります。そのことをホームページに掲載したところ、小明見在住の〇〇家からメールが届きました。概要は下記のような内容でした。

小明見〇〇家は、上野国(概ね現在の群馬県)新田荘新田義重公五男経義公が12世紀末に明見に住みつき、その時の従者八家の一つと代々言い継がれています。経義公は出家し、祖底禅師と名乗り菩提寺引接山西方寺の開基となりました。〇〇家をはじめとする八家は今でも西方寺の檀家の中心となっております。また、西方寺は江戸時代には将軍家と同じ新田家の出という事で、幕府から十万石の格式をいただき、住職は駕籠で外出するという特権を与えられていました。山門や本堂の屋根に三つ葉葵の紋を掲げることも許されていました。

町内の墓誌に刻まれた「今をさる九百余年前の長暦年間」は、(1037年4月21日~1040年)で平安時代になります。小明見に〇〇家が住みついた時期は12世紀末とあり、双方の言い伝えに150年近いずれがあります。町内には墓誌以外に残された資料は無く、小明見と町内〇〇家が同じ出自なのか確認する術はありません。

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