ツチアケビの花
不法投棄監視パトロール以外で、山野を歩く機会は殆ど無くなりましたが、今年二ヶ所目のツチアケビに出会いました。
夕方の薄暗い林床に、ひっそりと佇んでいました。ツチアケビは群生することも、単体で生えることもあります。後者の場合、順調に果実を実らせた場所では翌年姿を現さず、数年後にまた花茎が伸びてくることがあります。
ツチアケビはラン科植物です。洋ランのデンドロビュームのような唇弁がとても綺麗です。
研究者によって、種子の運び手の一種が野鳥(ヒヨドリ)であることが確認されています。でも、写真のような食痕がある果実を見るのは稀です。
果実は、蒴果ではなく地域に生育するラン科植物としては珍しい液果を付けます。果肉が黒化して熟れた後には、翼のある小さな種子が残ります。
ここからは素人の考察です。種子は野鳥やシカなどに食べられて散布されるも、それは稀だと思います。前記したように食痕のある果実はあまり見かけず、晩秋に黒くなるまで残っている果実が結構見られます。野鳥やシカにあまり好まれない味なのかもしれません。野鳥などに食べられた種子は親株から離れた場所に運ばれ、栄養依存するナラタケが存在する可能性の高い親株の周りには、黒化してボロボロになった果実から多くの種子が散布されると思っています。
ところで、種子の翼は何のためにあるのでしょう?蒴果なら風によって飛散する役目と考えられますが、液果の場合はどんな役割をするのだろう?
ラン科ツチアケビ属ツチアケビ(Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garay)。中国名は「血紅肉果蘭」・・特徴をよく捉えた種名だと思います。
昨日は、役所での会議がありました。元職時代は現場でも会社でも、面倒なくらい多くの会議や打ち合わせがありました。会社勤務から離れ、家と畑の間で引きこもりのような生活を送っていると、会議や打ち合わせを負担に感じるようになります。最近は出不精になり、買い物もネット注文を家族に依頼しています。困ったものです。
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