シロバナセキヤノアキチョウジと除草作業
先月末、月二回以上を義務付けられている不法投棄監視パトロールに行ってきました。ついでに、対象エリアに生育しているセキヤノアキチョウジとシロバナセキヤノアキチョウジの様子を見てきました。
U字溝に沿って生育していたセキヤノアキチョウジとシロバナセキヤノアキチョウジが、林道の保全作業により刈り取られていました。多年草で強い植物なので、また新葉が出てくると思いますが・・。
こちらは、刈り取りを免れた株です。
林道の除草作業や道脇の土の除去作業で、姿を消してしまうことも考えられます。そこで、種子を採集して実生での増殖に挑戦しました。3月23日に播種して4月10日に初出芽を確認しました。
最初に発芽した苗はある程度大きく育ったので、再生畑の空きスペースと道路脇に植え付けました。そして一株だけ自宅に残しました。
こちらがその株です。この株がシロバナセキヤノアキチョウジかもしれないと思ったからです。
その理由は・・。
少し分かり難いですが、セキヤノアキチョウジは花柄や花茎、葉の主脈などに紫褐色の色素があり、シロバナセキヤノアキチョウジはそれがありません。
萼や花柄に注目してください。シロバナセキヤノアキチョウジの場合は、全体が明るい緑色です。これは他種でも、シロバナの変種や品種記載されている種に共通した特徴の一つであると認識しています。まぁ、咲いてみなければ確定できませんが・・。
シソ科ヤマハッカ属シロバナセキヤノアキチョウジ(Isodon effusus (Maxim.) H.Hara f. leucanthus (Honda) H.Hara)。
沢山の種子を蒔きましたが、発芽率はあまり高くない印象を持ちました。果実の乾燥具合によって、発芽抑制がかかるのかもしれません。上の写真のように、今頃発芽したものもあります。ただその数は少ないので、時間差を持って抑制が解除されると考え、実生床はそのままにしてあります。
植物の保護は難しく、違う場所に移植或いは増殖苗を植えたとしても、無事でいる保証はありません。それは行政管轄のエリアであっても同様です。そこの管理者或いは行政担当窓口の考えによって、手の出せない場合や先行き不透明な事が多々あります。
厳密に考えれば問題点はいろいろ浮かびますが、奇麗ごとばかりでなくある程度柔軟な考え方もしなければ何も出来ません。その上、個人レベルでやれることは限られ、自己満足の応急措置にしかならないかもしれません。でも、嘆いてばかりで何もしないよりも良いかなと思っています。もう少し落ち着いたら、管理者さんも前向きに考えてくれているシダ植物・・ホソバショリマの保護活動にも行かなくては!
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