ミツバウツギとツクバネウツギの花
山野の探索機会が少なくなって、出会いの多い植物にも目を向けるようになりました。この日は確認したい事があって、短い時間でしたが嫁の運転で高度1,000m以上の林内探索をして来ました。
【ミツバウツギ】
高木に囲まれた薄暗い林内でも、ミツバウツギの花が沢山咲いていました。
蕾の時、萼が紅色に染まっていて綺麗ですね。
そしてこちらの花は、再生畑の入り口に生えているミツバウツギの花です。萼が紅色に染まっておりません。キンポウゲ科のニリンソウなども、場所によって似たような変異があります。
図鑑を調べていると、新芽や若葉だけでなく軍配のような形状の果実も食用になるとありました。全然知らなかった・・。
ミツバウツギ科ミツバウツギ属ミツバウツギ(Staphylea bumalda DC.)。
【ツクバネウツギ】
花の寿命は短いようで、プロペラのような萼を残しラッパのような花冠が沢山落ちていました。
横から見ると、距の丸まっていないツリフネソウを連想します。
こちらは5月22日の記事に掲載した花です。花筒の外側がかなり黄色いですね。図鑑によると、白、黄白色、黄色、そしてピンク色もあるそうです。この花を見る楽しみが一つ増えました。蕾の時の紅紫の色素はどうなったのだろう?
スイカズラ科ツクバネウツギ属ツクバネウツギ(Abelia spathulata Siebold et Zucc. var. spathulata)。
昨晩、NHKBSワイルドライフ「つながる小さな命 牧野富太郎と南方熊楠が見つめた自然」が再放送されました。その中でスミレ属の花の唇弁にある紫の筋について「後ろに突き出た距の中に蜜がある事を訪花昆虫に知らせるためにある」というような牧野富太郎博士の考察が紹介されていました。ツクバネウツギの花の黄色い筋を見て、同様の役目をしているのかも知れないと想像しました。植物を観察しながら、そういうことを考えるのも楽しいです。
タイトルから「もしかしたら・・」と思って見ていると、面識のある二人の研究者が登場しました。一人は微力ながら長年調査や標本採集などの手伝いをしてきた研究者、もう一人は自生地を案内してカンアオイ属の花の臭いの嗅ぎ方を教えてもらった研究者でした。素人ながら植物関連の著名な研究者や識者の先生方と知り合うことが出来、とても幸せなことだと改めて出会いに感謝しました。
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