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2025年4月

2025年4月30日 (水)

ヒメウツギの花

近くの山野で見かけるヒメウツギが、庭に生えてから数十年の歳月が経過しています。株立ちした2か所を比べてみると・・。

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花数が全然違います。どうしてだろう?

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花はこのように枝先に咲きます。花の少ない株は、私が剪定してしまったのが原因だと思います。

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花を接写してみました。「花糸は両側に翼状に広がり、翼の先端は広がって尖る」・・解体写真でなくても分かりますね。

アジサイ科ウツギ属ヒメウツギ(Deutzia gracilis Siebold et Zucc. var. gracilis)。旧分類体系エングラーではユキノシタ科とされていました。

地域では、ヒメウツギ→マルバウツギ→ウツギの順に開花します。ヒメウツギは小型で沢山花が咲くのでお気に入りですが、次に咲くマルバウツギも萌の散歩道で見かけ好きになりました。

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マルバウツギも遠目には似た感じの花ですが、接写してみるとこちらの方が繊細で奇麗ですね。黄色い蜜腺がこの花のアクセントになっています。


昨日は、しばらく開けてしまった畑の作業に、次男が付き合ってくれました。少しでも興味を持ってくれればと思い、超ミニ植物園のエリアを説明して歩きました。興味を持ってやるのと仕方なくやるのでは、上手に育てようという意識が違います。野菜も含めた植物栽培に必要なのは、探求心と試行錯誤だと思います。Webや本の知識は参考にはなりますが、それだけで上手く育てられることは少なく、その場所に合った工夫が必要です。


2025年4月20日 (日)

ヤマブドウの蕾

幼い頃は、近くの山林でもヤマブドウを見ることが出来ました。ところが近年では少し高度を上げないとなかなか出会えません。スギやヒノキの成長に伴い林縁などの日照が悪くなったことや、広葉樹林が減少し生育適地が失われたことが一番の原因だと思っています。

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富士山南麓で出会うヤマブドウは太い蔓のものが多く、葉や花が観察できる高さにありません。

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こちらは、絡みつく木が倒れて地面に転がっていた蔓を持ち帰って挿木したものです。30cmくらいに切断して数本挿したのに無事発根して生き残ったのは1本だけでした。挿木苗を植えて何年経過したことでしょう?今年初めて蕾がつきました。

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私はつい最近まで、ヤマブドウが雌雄異株である事を知りませんでした。さて、これは雌雄いずれだろう?雌雄が判明したら相方を探さなくては・・。

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新葉に食痕がありました。犯人はこの中に棲んでいるようです。あまり目に付くようなら、他に引っ越ししてもらうつもりです。

ブドウ科ブドウ属ヤマブドウ(Vitis coignetiae Pulliat ex Planch.)。


管理人のハンドルネーム「やまぶどう」は、一番最初のブログ開設頃に武道をやっていたので、山に住む武道家とヤマブドウをかけて県中部の友人がつけてくれました。彼は武道以外に渓流釣りの師匠であり相棒でもありました。しばらく会っていないので、今年は会いに行こうと思っています。お互いの変貌に笑い合うかもしれません。
この記事を作成中に停電になりました。1分くらいでの自動送電もされないまま一時間近く経過しても停電したままでした。契約用も含めたブレーカーを点検して問題なかったため、家族がLINEで電力会社に問い合わせしたところ、「停電を把握していないので30分くらいで確認に行く」とのことでした。そのやり取りから10分もしないうちに復電しました。我が家だけの停電ではないのに把握できていないなんて、監視センターの見落としかな?

2025年4月15日 (火)

ニワトコ

このところ雨続きなので、行ける時にニワトコの木を探そうと昨日の午前中出かけてきました。

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こちらは、11日に見つけたニワトコです。樹高が高く下の花しか観察できませんでした。この木と近い場所にあったもう一本もそうですが、高いところの枝先の枯れが目に付きました。寒さで枯れるのでしょうか?

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開花しているものもあれば、まだツボミのものも見受けられます。花と蕾の位置は木の上下という別れではなく入り混じっていました。

少し標高の高い林縁では・・。

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どちらも蕾をつけていましたが、まだ花は見られませんでした。この近くにあるエリア内でニワトコの木を沢山見かけた記憶があります。そこの探索はまた後日・・。

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蕾の位置が高いので、つま先立ちで撮りました。

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富士山南麓を一回りして・・これは富士宮市の道路脇で見つけました。うす暗い林内でも見かけますが、やはり日当たりの良い場所の方が枝が密につくようです。

ガマズミ科ニワトコ属ニワトコ(Sambucus racemosa L. subsp. sieboldiana (Miq.) H.Hara)。旧分類体系では、スイカズラ科とされていました。


実はニワトコに関して苦い経験があります。山菜として食べられると聞いて若葉を持ち帰り、嫁さんに茹でたものを油で和えてもらいました。美味しかったのでつい食べ過ぎてしまい、ひどい下痢になりました。便秘には下手な下剤よりも効くと思います。図鑑には様々な薬効が挙げられていて、とても役に立つ植物のようです。

前のブログ記事でもお願いしましたが、花期~果実期に観察したいことがあります。場所を変えて出来るだけ沢山の木を調べたいので、見かけたら教えていただけると有難いです。富士市・富士宮市でしたら、詳細な位置データーでなくても凡その位置でも構いません。宜しくお願いいたします。

2025年4月12日 (土)

パトロールで出会った「木に咲く花」

家、畑、病院が現在の主たる行動範囲です。昨日は、気分転換もかねて不法投棄監視パトロールに行ってきました。途中で出会った木に咲く花を少し掲載します。

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新芽の伸び始めた林内で最初に目に付いたのは、ミツバツツジの花です。静岡県東部には、トウゴクミツバツツジ、アワミツバツツジ(※)、キヨスミミツバツツジなどが生育しています。

※アワミツバツツジは(Rhododendron x kuratanum S.Watan.)、ミツバツツジとキヨスミミツバツツジの交雑種で、アワミツバツツジ(Rhododendron decandrum (Makino) Makino f. lasiocarpum H.Hara)と混同しやすいため、最新のYlistではワタナベミツバツツジを標準和名としています。

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次は、フォッサマグナ要素の植物として知られるマメザクラ(Cerasus incisa (Thunb.) Loisel. var. incisa)です。富士山周辺に多いことから、地域ではフジザクラと呼んでいます。マメザクラは高度の高い場所にも生育しているため、まだまだ楽しむことが出来ます。

静岡県東部富士宮市の天子山塊で発見されたマメザクラの八重咲種として、フジキクザクラ(Cerasus incisa (Thunb.) Loisel. var. incisa f. chrysantha H.Ohba)が記載されています。

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その隣には、清楚なイメージのヤマザクラ(?)も咲いていました。他で見るような赤褐色の葉ではないので?です。

掲載種以外の樹種では、モミジイチゴ、ミツマタ、ウグイスカグラ、キブシ、ミヤマシキミなどの他に、前記事でお願いしたニワトコの花も見ることが出来ました。ニワトコの花に関しては、今後調べたいことがあるのでご存じの方は教えていただけると有難いです。


長年山野を歩き、地域の自然に親しんできました。駆け出しのころ、ある人から「山はたまに行くのが良い」と聞いたことがあります。山野を歩く機会が少なくなった今、その言葉を実感しています。

見慣れた植物に対して、今までと違った視点で観察することが出来て新しい発見があります。珍しい植物ばかり追い求めていたころは、ちゃんと向き合っていなかったと反省しています。

2025年4月 6日 (日)

トウゴクサバノオ

春らしくなってワクワクする季節になってきました。長年通った富士山南麓の林床で、タイトルのトウゴクサバノオの花が咲くのはもう少し先でしょうか?

数年前、和名の由来になった「鯖の尾」のような果実を採集してきて、小さな種子を裏庭の一角に蒔きました。当時は実生栽培にそれほど興味を持っていなかったため、実生床を準備しないで落ち葉の下にばらまいただけでそのことも忘れていました。

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数日前に、庭木の剪定をしていて薄黄色の小さな花に気づきました。それはトウゴクサバノオでした。この一角には、鉾のような形の皴皴の葉をつける先住者のキバナノアキギリも繁茂しています。

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接写用のコンデジで撮ってみました。最近はデジイチ+マクロレンズで撮ることは殆どなくなりましたが、当時はこの小さな花を撮るのが苦手でした。

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薄黄色の花弁のような部分は萼片で、濃い黄色の部分が密腺を伴う花弁だそうです。キンポウゲ科の花は変わり者が多いですね。

キンポウゲ科シロカネソウ属トウゴクサバノオ(Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W.T.Wang et P.K.Hsiao)。


このブログは「自生種」掲載を基本としていますが、事情があってしばらく自生地へ行けないので裏庭に咲く花を掲載しました。キバナノアキギリとトウゴクサバノオは、富士山こどもの国でも生育確認されています。目録を見ると、もっと高度の高いところに生育すると思われるような種も沢山記録されています。
◇お願い◇
ブログ訪問者の方にお願いがあります。富士市域において蕾あるいは花をつけたニワトコを見かけた方、教えていただけませんか?コメント入力時にメールアドレスを入力していただければ、こちらの連絡先などを返信させていただきます。尚、皆様のアドレスは管理人だけが閲覧可能です。

ニワトコは、場所によって見かけることも多いと思いますが、いざ探すと丁度いい時期になかなか出会えません。花期~果実期に観察したいことがあります。何卒よろしくお願いいたします。

管理人:やまぶどう/富士の種蒔き権兵衛

2025年4月 3日 (木)

ショカツサイ

道端などで見かける紫色の花・・ショカツサイが咲いていたので撮ってみました。黄色や白色の多いアブラナ科の中では珍しい紫色の奇麗な花です。

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この植物は、ハナダイコン、オオアラセイトウ、ムラサキハナナ(園芸分野)、ヒロハハナダイコンなどの別名がありますが、最新のYlistではショカツサイを標準和名としています。

アブラナ科ショカツサイ属ショカツサイ(Orychophragmus violaceus (L.) O.E.Schulz)。

中国原産の一年草で、日本だけでなくヨーロッパにも帰化しているそうです。発芽率が高いようで駆除が難しく群生します。食用になるとありますが、美味しくないのか野鳥や虫に齧られた痕をあまり見かけません。


手元に富士山こどもの国の植物目録と富士市植物仮目録(中山Version)があります。

富士山こどもの国の植物目録は、1993年と2006年に報告されたものをまとめてあります。知識不足の私では全面的な調査は行えませんので、気づいた種の腊葉標本を専門的な知識のある方に同定していただき少しずつ追記しています。この目録は「環境省植物目録コード」が記載されており、その考え方も学びました。また他所からの導入種は導入元の情報も記されています。

富士市植物仮目録は、2017年に故中山芳明先生よりテキストデーターをいただき、2018年からExcelに入力し追記をして来ました。その更新も2023年で停滞していたため、現在2025年版として追記中です。こちらは静岡県植物相調査報告書に倣い、確認場所・確認者・確認年と同定のポイントなども記載しています。追記種に関しては比較的詳細な情報も記載することにしました。

目録への追記は面倒で大変な作業ですが、学ぶことが多く楽しい面もあります。

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