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2025年3月

2025年3月22日 (土)

富士市域のヒメフタバラン

手にした当時の富士市の目録にヒメフタバランが掲載されていましたが、確認場所として富士山二合目とありました。高度と合目は考え方が異なりますが、須山口登山道・下山道の高度1,600m辺りに一合五勺の表示があります。その上の辺りということになり、この記録は早春に咲くヒメフタバランではないと思っています。

数年前に、研究者から依頼されてヤクシマヒメアリドオシランやハクウンランの調査をしていた時、同じ林内で4月下旬に咲いているフタバランの仲間と出会いました。一坪にも満たないような狭い範囲でした。後日その植物がヒメフタバランであることを知りました。

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その場所で撮ったヒメフタバランです。Ylistには、ナガバ、ミドリ、フイリなどの品種(現在は異分類として扱われています)が掲載されていましたが、ここでは写真のような葉の個体ばかりでした。

その後、愛鷹山系某所のスギ林の一角でも出会いました。その場所も生育範囲は極狭く、別の場所に本家があるだろうと思いましたが、急こう配の林床なので探索は諦めました。数年前には間伐が行われ生存が危ぶまれる状態でした。

ラン科フタバラン属ヒメフタバラン(Neottia japonica (Blume) Szlach.)。

二番目の場所は一番目に見つけた場所の半分くらいの高度でしたから、三月半ばには花が見られました。数株を別の林床に移植してみました。厳密に言えば盗掘ですね。

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咲いていました!

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実生発芽或いは地下茎による栄養繁殖苗と思われます。隣のヒノキの球果と比べてみてください。苗が出現したということはこの場所の環境が合っているようです。

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フタバラン属(Listera)はサカネラン属(Neottia)に改められました。最初は違和感を持ちましたが、花の形態もサカネランに似ています。


昨日は検診に行ってきました。毎日血圧を測定・記録していますが、診察室で測った値は自宅での数値よりもかなり高くて驚きました。経験的に一回だけの測定は当てにならないと思っています(高めの数値になる)。持参した測定表がいい加減に思われるような値だったのに、病院は一回だけしか測りませんでした。また血圧が上がってしまう・・。

2025年3月16日 (日)

もう咲いていたシュンラン

長年ラン科植物との出会いを求めて、地域の山野を探索して歩きました。発芽~生育まで菌類に栄養依存する特殊な生態故に、希少種の多い植物です。そんな中でも、比較的出会うことの容易なのがシュンランです。

そろそろ咲き始めるころだろうと覗いてみたら咲いていました。場所が悪かったので、以前撮った写真を掲載します。サイズが自動変換されるため、画質が荒くピンボケのような写真ですみません。左クリックすると元サイズで見ることが出来ます。

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私が幼いころは、地域の各所で見ることが出来ました。でも、この野生ランも生育適地の減少やシカの食害により、稀な存在となりつつあります。

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一見どの花も似て見えますが、じっくり観察すると花の形や色彩に個性があって面白いです。

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こちらはシュンランの果実で、数えきれないくらいの塵のような種子を宿しています。比較的個体数を見ることの出来る林床でも果実を見ることは稀です。

ラン科シュンラン属シュンラン(Cymbidium goeringii (Rchb.f.) Rchb.f.)。

地域で見るシュンランは、花形やその色の変異だけでなく、葉のすごく長い個体や細い個体を見ることがあります。でも、変種として記載されているものは高知県などに生育するホソバシュンラン( var. gracillimum (Fukuy.) Govaerts)だけのようです。

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