庭木のクモラン
時間のある時に庭木の剪定をしています。特に樹高の高くなった木は、立ち馬(足場台)に乗って手が届くくらいに短くしています。
山間の地にある我が家では、庭木の剪定時に着生蘭を発見することがあります。この日は、クモランを見つけました。
キンモクセイの樹幹で発見。乾燥し過ぎたせいか、着生根がかなり傷んでいます。
こちらは、サザンカの枝に着生していました。
クモランに訪花昆虫が集っているところをまだ見たことがありません。また花の寿命は短くその割に結実率が高いので、自動自家受粉するのではないかと思っています。
やがて果皮が裂開して、毛糸の繊維のような種子を飛散します。初めて見ると種子が出来なかったのかと思ってしまいますよね。
以前撮った花の写真です。内部を撮ろうと思っても小さいため私の腕では無理でした。
以前のブログでも触れましたが、発芽して間もない内は少し濃い緑色の板状の器官が見られます。胚芽に由来するそうで、葉緑素を持った着生根が伸び始めると姿を消していきます。
上の写真で左半分が板状の器官(葉状体)で、右半分が着生根です。この板状の器官は、カヤランにも見られます。そちらは普通葉が姿を現し始めると姿を消していきます。
クモランやカヤランなどは比較的高いところに着生することが多く、庭木で発見しなければ気づくことはありませんでした。庭木の世話は大変ですが、こういう嬉しい発見があると楽しいものです。
ラン科クモラン属クモラン(Taeniophyllum aphyllum Makino)。
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