イズシャジンの種子
開花状態や植物全体の写真がないので、権兵衛の種蒔き日記にUPしようか迷った記事ですが・・。静岡県内に生育する種とはいえ、開花状態のイズシャジンを撮影できる機会があるか分かりませんので、こちらに掲載することにしました。
種子繁殖実験用に南伊豆町のある研究施設から先生宛に送られてきたイズシャジンの果穂です。手にした時はまだ緑が残っていましたが、種子採取目的のため乾燥を待ちました。
こちらは、種子繁殖で今年開花に至った白花のイワシャジンです。こんな状態でも、イズシャジンとの形態の違いに幾つか気づきます。
県内で生育確認されている種で、シャジンと名の付く植物は幾つかあります。イワシャジンの他に低山で見るシデシャジン、亜高山帯で見るヒメシャジンやその変種のミヤマシャジンなど・・。ツリガネニンジンの根を乾燥させた生薬を「沙参/シャジン」と呼ぶことから同属の植物の和名として用いられたようです。
Ylistでイズシャジンを検索すると、ツリガネニンジンのsynonymとされています。ツリガネニンジンの花は輪生しますが、送ってもらった果穂はそれとは異なったつき方をしています。変種としてver.izuensisとしたらどうだろう?
キキョウ科ツリガネニンジン属イズシャジン(Adenophora izuensis H.Ohba et S.Watan.)。
気になったことがあります。
果実を解すともっと沢山の種子が出てくると思ったのですが、ホンの少ししかありませんでした。
種子はとても小さく、1~1.5mm程度です。なぜこんなに少ないのだろう?果実を解していると・・。
中にとても小さな虫が入っていました。この虫の食害に遭ったようです。
種子を食べる生き物は、エビネなどのラン科植物でも問題になっています。地域のエビネ、クマガイソウ、サイハイランなどでその被害を目にしています。種子ができないと環境の変化や病気などに対応できる多様な性質を持った苗が育ちません。被害の状況によっては、かなり深刻な問題だと思います。
【お願い】
静岡県内に居住しているとはいえ、高齢の身なので南伊豆方面に探索に行く機会が持てるか分かりません。本ブログに掲載しても良いイズシャジンの写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お借りできると有難いです。



















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