タケニグサの花
7月8日に富士山こどもの国で行われた中学生の写生大会で、「タケニグサの花は花弁がない」という説明をしたのですが、生憎開花している花は無く蕾ばかりでした。
地域の林道に咲いていたので撮ってみました。
先端部は蕾。「基部に桃色を帯びている白色の萼片2枚は、朝開花した時に分離し落下する」とあります。萼片が割れた状態の写真は貴重ということになります。
こちらが開花状態。白色の糸状のものが雄蕊で、上部に葯が確認できます。中央にある淡桃色の痩せたこけしのような部分が雌蕊です。
そして下部は、しゃもじのような子房(果実)です。結実率が高いですね。種子はエライオソームがついているとの事なので、熟したころに観察してみるつもりです。
ケシ科タケニグサ属タケニグサ(Macleaya cordata (Willd.) R.Br.)。
ところで、幼いころに運動会で「茎を切ったオレンジ色の汁を脛に塗ると早く走れる」というようなことを言われた記憶があります。植物に目を向けるようになって図鑑の解説を見ると、アヘン系植物アルカロイドが含まれ有毒とあります。
私の記憶違いかと思って近い年齢の知人に聞くと、複数人が同様の事を聞いたと言っていました。アルカロイドが麻酔薬と同じ成分であることが、足を軽く感じさせると言う事なのだろうか?いずれにしても有毒で、皮膚に炎症を起こす人もいるそうなので安易に触らないようにしましょう!
今日は月2回以上を義務付けられている不法投棄監視パトロールに行って来ました。その後畑に立ち寄り電気柵外の草刈を行いました。朝は少し涼しいと思ったのですが、ズボンやTシャツは汗で重たくなっていました。シャワーを浴びてやっと生き返りました。この暑さ、いつまで続くのでしょう?
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