2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« ホソバショリマ再び | トップページ | タカネイチヨウラン »

2024年6月14日 (金)

イラクサとムカゴイラクサ

植物園の草本保全区では、植栽部の除草作業を手で行っています。そこに恐ろしい植物が生えています。

Ap6110073

大きな葉の方がイラクサで、右の小さな葉の方がムカゴイラクサです。イラクサの葉は対生でムカゴイラクサの葉は互生です。どちらも棘に触れると痛い目に遭います。

Ap6110071

イラクサの棘。

Ap6110076

ムカゴイラクサの棘。

Ap6110078

ムカゴイラクサの葉脇にムカゴが付き始めています。冬に地上部が枯れるため、早期にはムカゴが見られないこともあります。

Ap6110077

こんな恐ろしい植物を食べるやつもいます。

イラクサとムカゴイラクサは、刺さっただけで痛いバラなどの棘と違い、棘にギ酸を含み(図鑑により表現が異なります)毒虫に刺されたような痛みが継続します。

イラクサ科イラクサ属イラクサ(Urtica thunbergiana Siebold et Zucc.)。

イラクサ科ムカゴイラクサ属ムカゴイラクサ(Laportea bulbifera (Siebold et Zucc.) Wedd.)。


このところ、植物園と畑の草取りが続いています。見た目地味な作業ですが、私にとっては仮払い機による草刈よりも大変です。しゃがんで立ち上がる時足腰が痛いし、草を捨て場に運ぶのも楽ではありません。それとこれからの季節は、暑さとやぶ蚊も厄介です。ただ奇麗になっていくので、達成感はあります。

« ホソバショリマ再び | トップページ | タカネイチヨウラン »

草本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ホソバショリマ再び | トップページ | タカネイチヨウラン »