カラスザンショウとコカモメヅルの種子
8日・・久々に再生畑へ行ってきました。花の少ないこの季節は、ドライフラワーや果実の観察も楽しいです。再生畑に生えるカラスザンショウとコカモメヅルの果実を撮ってみました。
【カラスザンショウ】
再生畑には、カラスザンショウの大木が2本ありました。片方は伐倒しましたが、もう一本残っています。
こちらは花柄ごと落ちていた果実です。カラスザンショウは雌雄異株です。残った木には果実が生りますから、雌木ということになります。
固めの果皮を剥がしてみると、黒っぽい種子が入っていました。沢山の果実が落下していますが、苗がほとんど見当たらないことから、この場所での発芽率はかなり低いものと思われます。
カラスザンショウにも、他のサンショウ属と同じく棘があります。上部は細かい棘が沢山あり、下部は大きな棘が疎らにあります。
ミカン科サンショウ属カラスザンショウ(Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc. var. ailanthoides)。
【コカモメヅル】
こちらは、コカモメヅルの果実です。果皮の中には、種髪(しゅはつ※)付きの種子が綺麗に収納されています。この再生畑では、よく似たコバノカモメヅルも見ることがあります。
(※ガガイモの仲間は種髪で、タンポポは冠毛)
果皮の中から取り出すと同時に、綿毛を広げ風で飛ばされます。
キョウチクトウ科コカモメヅル(Vincetoxicum floribundum (Miq.) Franch. et Sav.)。旧分類体系では、ガガイモ科とされています。
今日は、芋からコンニャクを作りました。コンニャクの作り方は、Webにいろいろ掲載されています。今回は一般財団法人日本こんにゃく協会のホームページにある方法で作ってみました。
凝固剤には、扶桑化学株式会社の「こんにゃくの素」を使いました。ところが、その準備をするときに疑問がわきました。500gの芋に対して、水またはぬるま湯を200mlに2~3gとあります。2~3g?確か以前はもっと多かったような気がします。「こんにゃくの素」の説明書きを見ると芋1kgに対して25g(1袋)となっています。今回約500gの芋を使いましたから、12.5g必要になります。
右往左往して、説明書を見直すと日本コンニャク協会の方は水酸化カルシウムで、「こんにゃくの素」は炭酸ナトリウムとなっています。結果12.5gをぬるま湯に溶かし無事コンニャクが出来ました。気付いてよかった・・。
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こんにちは。
手作りのこんにゃく 美味しいですよね~~
子供のころ 庭先で育てたコンニャクイモで母が作ってくれたコンニャク
今でも忘れることができません。
やはり 手作り 最高ですよね!!!
投稿: もこまま | 2024年1月13日 (土) 12時26分
もこままさん、お早うございます。
両親に教わらなかったため、数年前にWeb検索して作り方を知りました。
初回は量がわからず、1kg以上の芋を使ったため沢山出来過ぎて困りました。
母はすり鉢でつぶしていましたが、今はミキサーがあるので楽です。
投稿: やまぶどう | 2024年1月14日 (日) 07時18分