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2024年1月20日 (土)

ツツジに着生するカヤラン

我が家には、家の裏に生け垣で囲まれたミニ植物園があります。父母が植えたものに、私が苗から育てたカエデ属などがひしめき合っています。間引きした方がすっきりして良いのですが、どの植物にも思い入れがあり踏み切れません。

ツツジの木を剪定していると、その中の一本に15個体以上のカヤランが着生していました。

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蕾をつけたものや、果実の付いたものもありました。カヤランは、花の咲くころ細長い鞘が裂開し、種子を飛散します。

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以前撮った花を掲載します。カヤランの花はとても小さいけど、接写してみると洋ランを思わせるような綺麗な花です。バンダやコチョウランの近縁種とされています。

ラン科カヤラン属カヤラン(Thrixspermum japonicum (Miq.) Rchb.f.)。


ラン科植物は、種子に発芽の養分をほとんど持っていないので、菌類に栄養依存して発芽するそうです。樹上に着生するラン科植物は、樹皮に存在する菌類で発芽したことになります。腐生ランの実生栽培床では、湿度を維持していると(種は分かりませんが)菌糸を目視することができます。着生ランが栄養依存する菌類は、どんな状態で樹皮に分布しているのだろうか?目を凝らしても分かりません。

カヤランが着生する樹種は様々で、他の着生ランよりも栄養依存する菌類が多様なのかもしれません。今まで着生を確認した樹種は、スギ、ヒノキ、サクラ、ウメ、アセビ、ツツジ、イヌマキ、カシ、クヌギ、キンモクセイ、ゴヨウマツ、クロマツ、スモモ、カルミアなどです。

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