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2023年12月

2023年12月31日 (日)

ブログに関して

2021年1月より、長年ご愛顧いただいた「やまぶどうの徒然日記」の後継ブログとして、「静岡県の植物探索」「権兵衛の種蒔き日記」そして少し毛色の違う「公害レーダー」を続けてきました。植物や野菜作りなどをメインテーマにした前2種のブログで、開始から3年間のアクセスカウンターの合計が約95,000でした。

「やまぶどうの徒然日記」の年間平均アクセス数に比べてずっと少ない原因は、いくつか思い浮かびます。その中でも、希少植物の掲載が少なくなったことが一番影響しているのではないかと思います。山野を歩く機会も少なくなりましたが、地域の希少植物はある程度見守り、写真も撮っています。でも、その多くは未掲載でLAN-DISKに収納されたままになっています。

頻繁な希少植物の掲載は、植物保護に目を向けていない花追い人の探索意欲を煽るだけで、地域の植物たちにとってマイナス要素が増えるだけだと思うようになりました。正直、そういう気持ちになるのが遅きに失した感があるのは否めません。

微力ながら植物保護に目を向けるようになって、綺麗ごとだけでは地域の植物を守れないと思うようになりました。また、自己顕示欲のセーブも植物保護には必要で、効果的な保護活動は案外孤独なものであると感じています。


2023年も、あと少しになってしまいました。歳を重ねるにつれて、今まで以上に一年があっという間に感じられます。残された時間を大切に、充実した日々を送れるように努めたいと思います。

それでは、皆様良いお年を!

2023年12月19日 (火)

ヤブコウジ

この季節、落葉広葉樹の葉が落ち、林床に敷き詰められています。そんなもの悲しげな林内を歩いていると・・。

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ヤブコウジの赤い果実が目に入りました。この頃赤く熟す果実には、縁起のいい和名を持つセンリョウやマンリョウなどがあります。ヤブコウジは、別名をジュウリョウ(十両)として寄せ植えなどでホームセンターの園芸コーナーに並びます。

果実は目立ちますが、花は小さく地味です。

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数年前の7月頃に撮ったヤブコウジの花です。

季節を感じながら、近くの林内をのんびり探索するのもいいものです。

サクラソウ科ヤブコウジ属ヤブコウジ(Ardisia japonica (Thunb.) Blume)。旧分類体系では、ヤブコウジ科とされていました。


日曜は季節外れな暖かさだったのに、昨日・今日は例年の寒さに戻りました。早朝の気温差が8℃くらいありましたので余計寒く感じます。月曜は植物園の作業で、今日は畑の作業を行いました。元職時代はあまり縁の無かった仮払い機、エンジンバリカン、耕運機、チェンソー、そして新入りの高枝用チェンソーなどが欠かせない道具になりました。肉体労働が主体になりましたが、いろいろ工夫しながら作業すると楽しいものです。

2023年12月 5日 (火)

晩秋に咲くタチツボスミレの花

日当たりの良い野道で、タチツボスミレの花を見付けました。

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季節外れに咲く花は、どこか貧相な感じがします。でも、見つけると嬉しいものです。

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果皮が割れ種子が見えていました。まだ薄緑色で熟しているように見えません。

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こちらは別種の果実です。果皮の色が褐色を帯びています。良く見ると種子に白い部分があります。エライオソームです。アリがこの部分を目当てに種子を運びます。

ついでに・・。

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種子を蒔き発芽させたコキンバイザサに果実がつきました。果皮が割れ黒い果実が見えています。自生地の分布状況から、この種子もエライオソームがあるのではないかと思っています。エライオソームは種によって形態が異なるようですので、今度ちゃんと観察するつもりです。


今日は曇天模様の寒い一日でした。久々に下界のホームセンターへ行って来ました。たまに行くとレイアウトが様変わりしていて迷ってしまいます。目的はタマネギの苗でした。もう残っていないかと思ったのですが、30cmくらいに育った苗を手に入れる事が出来ました。早期には、実生間もない苗が売られています。栽培技術の未熟さもあるでしょうが、山間の地ではあまり小さな苗ではうまく育ちません。

2023年12月 3日 (日)

ムベの果実

山野を歩く機会が少なくなって、こちらのブログは更新が滞っていました。

今日は、裏の生垣を剪定しました。生け垣には、野生動物によって運ばれた種子から育ったと思われるムベが生えています。今まで花は見ても果実が生る事はありませんでした。ところが、本日1個発見しました。

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アケビと同科(アケビ科)ですが、アケビは冬に落葉して果実が熟すと果皮が割れるのに対して、ムベは常緑で果皮が割れません。

生け垣などに植栽される事も多いですが、山野でも良く見かけます。静岡県植物相調査報告書によると、県内各地に分布し、東部は少ないが西部は多いというような事が書かれています。アケビよりも寒さに弱いため、西部に多いのかもしれませんね。

別の場所で撮った花を掲載します。

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花は沢山つきます。雌雄同株で、同じ木にオス花とメス花が咲きます。

果実が一つしかつかなかったのは、アケビと同じく自家不和合成の植物なので、複数の株が無いと結実し難いためだと思います。挿木で増殖できるそうなので、来年枝を採って来ようと思います。種子による増殖でも、3年くらいで開花に至るようです。

アケビ科ムベ属ムベ(Stauntonia hexaphylla (Thunb.) Decne.)。別名はトキワアケビ。

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