果実いろいろ
最近見た果実を少し掲載します。一部、植物園敷地内での撮影種も含まれます。
花柄があるので、サラシナショウマの果実のようです。
時々このような花穂がありました。開花が遅れて送粉者がいなくなったから?
こちらはトリカブトの果実です。サラシナショウマと同じくキンポウゲ科なので果実も似た感じですね。11月下旬にまだ緑色です。果実が熟すまで寒さに耐えられるのだろうか?
ホトトギスの仲間の果実です。ホトトギスの仲間は、比較的発芽率は高いと思いますが、開花に至るまで生育するものはそれほど多くないようです。
フジタイゲキの果実です。フジタイゲキの果実は、かなり前に熟したものを見かけました。同じ株でも茎ごとに開花時期をずらし、少しでも多く生き残るための戦略でしょうか?
ガマ属です。ガマ属の生育する場所は限られていますが、これは恐ろしい植物です。地下茎での栄養繁殖も盛んですが、この果穂から数えきれないほどの種子を飛散させます。植物園のビオトープに植栽した記憶はなく、飛来した種子か水利権を取得した水路から流入した種子によって、一二年の間に除去が大変なくらいに繁殖しました。
ラン科植物(コアツモリソウ)の果実です。ラン科植物の果実は、どの種も数えきれないほどの種子を宿します。微細な種子には発芽のための養分が殆ど無いため、菌類(キノコ)から養分を貰って発芽します。しかも種ごとに栄養依存するキノコが異なるため、沢山の種子を飛散しても発芽に至るものは極めて少なく、その多くは絶滅危惧指定されています。
このところ、こちらのブログ更新が滞っておりました。雑用が多かっただけでなく、山野の植物探索をしていなかった事もあります。希少植物を主体に掲載していた前ブログと比べると、アクセス数がずっと少なくなりました。ちょっと寂しい気持ちもありますが、それで良かったと思っています。
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