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2023年8月10日 (木)

イケマ属

富士山では、イケマ属を良く見かけます。昔、ある先輩から「富士山に生えるのは、みんなタンザワイケマだよ!」特徴として、花冠が反り返ると教わりました。私の探索範囲では「反り返る」と思われる花は見つからず迷いました。どうも、イケマの特徴と反対に教わったようです。

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ところで、また少し迷っています。

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諸先輩のWebページに掲載されているタンザワイケマは、左の様な形態です。右は、城川先生(当時:神奈川県立博物館勤務)の記載論文に掲載されていた解説図で、左がタンザワイケマで右がイケマです。写真の花と解説図は似ていますね。

タイプ標本は、1984年8月に神奈川県の丹沢山で城川先生により採取されたそうです。

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こちらは上左の接写です。花冠がハスの蕾を思わせる様な感じです。Webで見るものは、もっと花冠は閉じています。

ところが・・。

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こちらは、私の探索エリアで良く見る花です。白い部分が副花冠で外側の黄緑色の部分が花冠です。

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咲き始めは図のようになると思ったのですが、蕾もある下5枚の写真では図の形態のような花は見られません。花冠の反り返りは無いので、これもタンザワイケマで良いのでしょうか?それとも地域変異?

城川先生の記載論文に次のような表現がありました。「不反転型のイケマにも花冠がすぼんだように直立したままのものと斜開するものがある。・・・(どちらも)同じ系統に属するものと考えられる。」

あくまでも、花冠の裂片が反り返るか否かで区別されているようです。斜開するものが私の探索範囲で見られるものを指すのかは、写真や図がありませんので分かりません。Webで見るすぼみ型の花と私の探索範囲で見る花は、素人の私には別種のように見えますので迷いはそのままです。

キョウチクトウ科イケマ属イケマ(Cynanchum caudatum (Miq.) Maxim.)。

キョウチクトウ科イケマ属タンザワイケマ(Cynanchum caudatum (Miq.) Maxim. var. tanzawamontanum Kigawa)。

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