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2023年6月28日 (水)

ツチアケビ

今月2回目の、不法投棄監視パトロールに行って来ました。施錠された林道のゲート奥に・・。

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頂部を野生動物に食べられたと思えるツチアケビを発見!近年、このような姿を良く見かけます。シカによる食害ではないかと思います。

そして別の場所では・・。

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凄い!単体で生える事もありますが、このように群生する事も珍しくありません。

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花を接写してみました。洋ランを思わせるような綺麗な花ですね。

ラン科ツチアケビ属ツチアケビ(Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garay)。

ツチアケビは多年草との事ですが、続けて全く同じ場所で見られる事は稀です。菌類から開花・結実に十分な養分を得られないと、地下茎だけで複数年生き続けるようで、3年後に花を見た事があります。

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中国名は「血紅肉果蘭」。その名を思わせる様な、こんな液果を実らせます。果肉の中には小さな種子が入っていて、種皮はとても硬いと聞きました。自動自家受粉するそうで、当初は膨らみ始めた子房を沢山見ますが、落ちてしまうものも多く赤く熟す果実が数個しかついていない事もあります。野鳥が種子の運び手の一種とありますが、食痕のある果実を見るのは稀です。


菌従属栄養植物(腐生ラン)の記事が続きました。2023年8月3日付で、福音館書店から次のような本(月刊誌)が発売されます。小学生向けとなってはいますが、光合成を止めた植物の生態を学ぶのに最適な本だと思います。興味のある方は、読んで見てください。

「植物」をやめた植物たち (たくさんのふしぎ2023年9月号) 雑誌 – 2023/8/3

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