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2023年5月 6日 (土)

ヤマウツボ

ヤマウツボは、光合成をしないで樹木の根(ブナ科、カバノキ科、ヤナギ科など)に寄生して生活している植物です。この不気味な姿の植物に初めて出会ったのは、富士山南麓でした。

時には、数十本の群落を見る事もあります。

Ap4270071Ap4270119

左は、花柱が姿を現し始めたばかりの若い個体です。

Ap4270054

こちらは、上より約200m低い標高の場所で撮りました。下半分くらい花冠が落ち、萼だけ残っています。

Ap4240613

萼には腺毛が散生しています。

ところで・・。

Ap8222420

ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)が姿を現す頃、この不思議なものと出会いました。その数年後、イノシシに荒らされたと思われる場所で、この物体が「白い多肉質の鱗片葉で覆われるヤマウツボの地下茎」である事を知りました。

ハマウツボ科ヤマウツボ属ヤマウツボ(Lathraea japonica Miq.)。旧分類体系では、ゴマノハグサ科に含まれていました。

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コメント

珍しいもの見つけましたね。こちらでは沢山見つかるので
今度一寸拝借してみてみたいと思います。
此の侭地上に出てヤマウツボになるのか如何か確認して
見たいですね。

最近はオニノヤガラ、ツチアケビさっぱり見つかりません。
見つかったら完熟種子送って下さい、厚かましいですがです。

丹沢の種播き権兵衛様

今日は!

富士山南麓では、ヤマウツボもイノシシの摂食対象になっています。
花期に様子見に行くと、掘り起こされた地下茎がこれと同じでした。

オニノヤガラは、こちらでも同じ場所で見られず運任せです。
ツチアケビは、昨年天子山塊の麓で見かけました。
見つかったら、種子採取を心がけておきます。

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