ガンゼキラン
愛媛の孫に会いに行ったついでに、高知県立牧野植物園へ寄ってガンゼキランを見て来ました。静岡県植物目録にも掲載されている種なので、本ブログに掲載する事にしました。
ちょうど見頃でした。それにしても凄い株数です。ラン科植物の中では、丈夫で増殖しやすい種のような印象を持ちました。
葉はエビネに似た感じですが、花はかなり違いますね。
コンデジで接写・・LEDリングの関係で、萼片や花弁の色がおかしくなってしまいました。
ガンセキランの和名は、この偽球茎に因んで付けられたそうです。
ラン科ガンゼキラン属ガンゼキラン(Paraphaius flavus (Blume) J.W.Zhai, Z.J.Liu et F.W.Xing)。中国名は、黃花鶴頂蘭 (黃鶴頂蘭)。
静岡県植物相調査報告書には、分布北限としてある場所名が記されていますが、そこに現存するかは不明です。牧野植物園では、農家から譲り受けた個体を増殖してこの見事な群落を作り上げたそうです。調査などで絶滅の危機に瀕している事が判明したら、移植も視野に入れた積極的な保護対策が必要だと思います。対象と考えられる希少植物が、身近なところにも複数存在します。
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