マルバハッカ?
昨日の午前中は、シロバナのタニウツギ属の情報を貰い、雨の中探索に行きました。早く確認に行かないと、花が落ちてしまう事も考えられます。
GPSの位置情報を見ながら辿り着いた場所で、気になった植物に出会いました。
広角レンズをつけたデジイチは車の中に置いてあったためコンデジで撮りました。このような群落が、広範囲に広がっていました。
シソ科ハッカ属みたいだ!葉を毟ってニオイをかぐと、ハッカ系の芳香がして来ました。
葉裏には、沢山の毛が生えていました。
山野で、ハッカに似た植物を見かける事は良くあります。ただ、葉を揉んでニオイをかぐと予想外(好まないニオイ)でがっかりする事があります。図鑑でニホンハッカを調べると、この植物と葉の形態などが異なります。この植物は何だろう?
帰宅してWeb図鑑を見ながら悩んでいると、父親が植えた斑入りのハッカ属が頭に浮かびました。そういえば似ている!比較のために写真を撮ってみました。
この斑入り葉の種は、マルバハッカ(アップルミント)の変種でパイナップルミントと呼ばれているそうです。上の植物は、マルバハッカではないかと思いますが、如何でしょう?
高度700mを超す山野にどうしてこんな群落が出来たのでしょう?この場所には盛り土があり、その土と一緒に運ばれて来たマルバハッカが、走出枝(ランナー)によってクローン集団を形成したのではないでしょうか?帰化植物の怖さを再認識しました。
シソ科ハッカ属マルバハッカ(Mentha suaveolens Ehrh.)。
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