林道脇のヒカゲノカズラ
昨日は、畑作業の後に1月分2回目の不法投棄監視パトロールに行って来ました。
彼方に見える愛鷹山系呼子岳には、雪が残っていました。
林道沿いのハイゴケは雪に覆われていました。車を降りると、肌を刺すような寒さでした。
そして、この辺りではヒカゲノカズラを所々で見かけます。この植物を、幼い頃から気に入っていますので撮ってみました。
ヒカゲノカズラは、低山から亜高山帯まで広範囲に見る事が出来ます。
以前撮ったヒカゲノカズラの胞子嚢穂です。
こちらは、富士山南面で撮ったアスヒカズラです。広範囲に生育するヒカゲノカズラと違い、富士山南面では亜高山帯に生育しています。
葉の形態は異なりますが、胞子嚢穂の形態は良く似ています。その下の長く伸びた花柄のような部分を総梗(そうこう)と呼びます。
ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属ヒカゲノカズラ(Lycopodium clavatum L. var. nipponicum Nakai)。中国名は、日本石松。タイプ標本は、長野県の浅間山で採取されたそうです。
ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属アスヒカズラ(Lycopodium complanatum L.)。中国名は、扁枝石松。ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属は、中国表記では石松科石松属となります。
ついでに・・。
こちらは、東海大学自然史博物館で見たフウインボク(Sigillaria)の化石です。石炭紀に栄えたシダ植物で、ヒカゲノカズラ科が近縁とありました。ただ、高さが20~30mもあったそうですから、シダ植物というより樹木のようですね。このように大きなシダ植物は木生シダと呼ばれ、石炭の元になったそうです。
幼い頃、近くの山林でヒカゲノカズラを見付けました。名前も知らないこの植物が何故か気に入り、庭に植えて置きましたがいつの間にか枯れてしまいました。近所の植物好きのおじさんも「何度か植えてみたが、上手く育たない」と言っていました。
その記憶があったので、昨年春頃に少しだけ採取して試験的に植物園の一角に植えてみました。10ヶ月近く経過しても、まだ枯れずにいます。実は、同じヒカゲノカズラ科のスギランの落ち枝を挿しておいたところ、無事発根して6年目に胞子嚢を宿しました。挿木で発根する事は知りませんでしたが、花瓶に挿すような感覚でチョウチンゴケを植えた鉢に挿して置いたのです。もしかしたら、ヒカゲノカズラも挿木で発根するかもしれません。
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