コンテリクラマゴケ
かなり前から、家の庭にカタヒバとコンテリクラマゴケが生えて来ました。どちらも繁殖力旺盛で除草が大変です。コンテリクラマゴケは、「青みを帯びた葉が美しいので観賞用に栽培される」とあります。私は青緑色のような葉を見て、ちょっと不気味な印象を受けました。
季節によっては、もっと青みを帯びた感じになります。
「ある程度の耐寒性があり・・」場所によっては、色変わり(紅葉)したり枯れる葉もありますが、スギ・ヒノキ林などでは青緑色を保ったまま冬を越します。
紅葉した葉の表裏を撮ってみました。
コンテリクラマゴケは、コケの名がつきますがシダ植物です。中国原産の帰化植物で、富士市や富士宮市でも、大きな群落が複数個所見られます。クラマゴケやタチクラマゴケに比べてずっと大きくなります。
イワヒバ科イワヒバ属コンテリクラマゴケ(Selaginella uncinata (Desv.) Spring)。
中国名は翠雲草。葉表が紺色で光沢がある事から和名がつけられたそうです。葉表の色は、季節や生育場所の環境でかなり変化します。放置すると繁茂しますので、要注意です。
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