ウチワゴケとマメヅタ
近くの林内の溶岩に着生していたウチワゴケとマメヅタを撮ってみました。
この溶岩を覆っているのは?
コケ植物かと思ったら、ウチワゴケでした。コケの名がついていますがシダ植物です。胞子嚢群は、何処についているのだろう?
胞子嚢群を包膜が包んでいます。
コケシノブ科アオホラゴケ属ウチワゴケ(Crepidomanes minutum (Blume) K.Iwats.)。中国名は、團扇蕨・・扇の塊或いは丸い扇のような形のシダ植物かな?
こちらの石には、ウチワゴケとマメヅタが着生していました。
胞子嚢群は見当たりませんでしたので、別の時に撮った写真を下に掲載します。
栄養葉は円形~楕円形ですが、胞子葉は狭披針形で立ち上がっています。栄養葉だけ見ると、ラン科植物のマメヅタランに良く似ています。ピンボケが激しくて恐縮です。
ウラボシ科マメヅタ属マメヅタ(Lemmaphyllum microphyllum C.Presl マメヅタ)。中国名は、伏石蕨 (抱樹蕨)・・石に伏す・樹を抱く~着生の様子を上手く表現している名だと思います。
胞子嚢群の付き方は、種によって様々です。考えてみれば、種子植物の果実(種子)もいろいろな形があります。また栄養繁殖の仕方も、両者(種子植物とシダ植物)いろいろあって興味深いです。其々、子孫を残すために多様な進化を遂げていて、素人ながらにその経緯を想像するのも楽しいです。
今冬一番の寒さとの予報なので、再生畑②のホウレンソウに、ネットを被せて来ました。でも、日中思ったほど寒くはなく、伐採木の片付けで汗をかくくらいでした。今夜あたりから冷えるのかな?今迄暖かかったから、人も植物も心配です。
最近のコメント