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2022年12月25日 (日)

オニノヤガラ収穫の記事

オニノヤガラは、菌従属栄養植物・・腐生ランです。稀ではありますが、富士市域でも出会う事があります。本日のWebニュースに「オニノヤガラが収穫期」というタイトルで新華社通信(中華人民共和国の国営通信社)の記事が掲載されていました。

以前撮ったオニノヤガラの花を掲載します。

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高度1,000mを超すウラジロモミの林で・・。

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我が家から最短のヒノキ林で・・。

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ウラジロモミ林とヒノキ林の花を接写してみました。

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花被片は筒状になっています。唇弁の縁は細裂し髭のような感じですね。

記事がどのくらいの期間残るのか分かりませんが、「オニノヤガラが収穫期」と検索すると、幾つかヒットすると思いますので、塊茎の様子などはそちらで見てください。

ラン科オニノヤガラ属オニノヤガラ(Gastrodia elata Blume)。中国名は、天麻 (高赤箭)・・漢方薬として、めまいや頭痛、リュウマチなどに効果があるそうです。

尚、You Tubeは下記のURLで見られます。

オニノヤガラの収穫 You Tube


この腐生ランは、種子発芽時と生育時で共生菌が異なるそうです。同じくオニノヤガラ属のヤツシロラン類実生栽培の師匠は、オニノヤガラの発芽に成功しています。私も以前種子をいただいたのですが、共生菌が合わなかったのか失敗に終わりました。

中国では、オニノヤガラの栽培法が確立されていて、2種類の菌や種子・苗などが売られているそうです。種子が手に入ったら、再挑戦してみたいものです。富士山南麓では、シカの食害により種子が熟すまで残るものが殆ど見られません。掲載した写真の場所を見に行ったのですが、残念ながら姿を消していました。

オニノヤガラやキバナノショウキランは、翌年全く同じ場所に姿を見せない事から、花を咲かせるとその個体の塊茎は枯れてしまうのではないかと思っています。

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