着生植物の調査(ムギラン)
今日は、大学生の卒業論文のための調査に同行しました。卒業まで、まだ時間があると思っていたら、論文は年内に仕上げなければならないとの事でした。
調査対象は着生植物で、数か月前にも同行した事があります。今回は、最終確認と言ったところでしょうか?
カヤの木に着生しているムギランです。うっかり、マクロレンズをつけたままのデジイチを持って行ったので、こんな写真になってしまいました。
ラン科マメヅタラン属ムギラン(Bulbophyllum inconspicuum Maxim.)。
このカヤの木に着生しているのを見付けた時は、幹の周囲にびっしり生えていました。ところが、下の方の枝が枯れ始めてから年々減少して来ています。
誰かに送って来てもらったと思ったら、かなり離れたところのバス停から歩いて来たとの事でした。山間の地なので、バスの本数が少なかったり運行が廃止された場所もあります。帰りはJRの駅まで送って行きました。前回の調査でも感じましたが、とても熱心な学生さん達でした。こういう人たちとのやり取りは、とても興味深く楽しいです。きっと良い論文に仕上げてくれると思います。
ところで、静岡県内でも生育が確認されている新種(植物)の記載論文が公開されます。11月30日の零時解禁となりますので、本ブログでも紹介させていただきます。
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