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2022年10月10日 (月)

キジノオシダとオオキジノオ

今日も雨模様・・仕方ないので、PCのデーター整理と、依頼されている考察のたたき台を作成しています。気分転換に、萌の散歩コースを一人で歩いてみました。萌は朝散歩の後、朝ご飯を食べて夕散歩のために睡眠休養をします。

散歩コースで、キジノオシダとオオキジノオを観察してみました。遠目に見ると、とても良く似ています。

【キジノオシダ】

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「栄養葉の上部羽片の基部は中軸に流れ、はっきりした頂羽片がある。」とあります。また、葉柄には稜があります(最下段の写真)。

キジノオシダ科キジノオシダ属キジノオシダ(Plagiogyria japonica Nakai)。

【オオキジノオ】

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「栄養葉の羽片は、上部の数対を除いて独立し、下部の羽片には柄がある。」とあります。柄は上部でも確認出来ますが、下部(葉柄基部)の方が長くなっています。

キジノオシダに比べて大型になる事と、羽片の間隔も広くなっています。

キジノオシダ科キジノオシダ属オオキジノオ(Plagiogyria euphlebia (Kunze) Mett.)。


一人歩きが主体の私にとって、図鑑を見てもシダ植物の識別は難しく、今迄目を向ける事は殆どありませんでした。また、この植物は交雑する上に個体変異が多く、識別の困難さを増しています。

指定種を探して歩いてもなかなか出会えない事があり、運良く生育地を見付けると数えきれないほど生えていたりします。富士山南麓に多いスギ・ヒノキ林の林床でも、シダ植物がびっしり生えている所とあまり見かけないところがあります。普通に見られる種でも気難しい一面を持っているようです。

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