植物園保護林のキノコ①
植物園の奥に位置する保護林・・落葉・常緑広葉樹を優先とする林です。限られた面積ではありますが、林床には希少な植物も見られ魅力的な場所です。
先日行った時に、少しだけキノコを撮ってみました。名前は殆ど分かりませんが、キノコ(菌類)とラン科植物との関わり合いに興味を持ち始め、目を向けるようになりました。
別種のような感じですが、両方カメムシタケです。左の方が若い子実体でしょうか?このキノコは、カメムシから出現しています。宿主ともに引き抜いて標本にすると、すぐに臭気を放つようになります。菌がカメムシの腐植を抑止しているのかもしれません。
こういうキノコは、枯れ木から出ているような印象を持っていましたが、地面から出ていたと思います。地中に枯木が埋まっていたか確認しておりません。目立つキノコで20cmくらいありました。師匠からボタンイボタケと教わりました。
こちらも林床に生えていました。ちょっとウスタケに似た形態です。ユキラッパタケだそうです。
ホウキタケの仲間は、スギの木の下に生えていました。右は常緑広葉樹の下に生えていました。とても小さな子実体でした。
②に続きます。
この季節、富士山などに行くと、食べられる🍄に詳しい人には時々出会います(得てして、そういう人は不愛想です)。ところが、食べられないキノコや硬いキノコの名前が分かる人にはあまり出会いません。キノコに目を向けて歩くと、その形態がバラエティーに富んでいる事や子実体の美しさに驚かされる事があります。キノコの師匠が魅了され、追い続ける気持ちが少し分かります。
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キノコが出始めましたね。
カリフラワーの様なキノコはボタンイボタケ、次の傘中央が窪んだ白いキノコはユキラッパタケ、他は分かりません。
投稿: フジタケ | 2022年9月14日 (水) 13時20分