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2022年9月15日 (木)

渓谷の植物

探索範囲が狭い上に探索時間が限られているので、地域で生育確認記録があってもなかなか出会えない植物があります。そういう植物に対しては、敏感にセンサーが働きます。この日、ある渓谷で出会った気になる植物を掲載します。

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シダ植物のイワオモダカです。県内各所で生育確認記録があり、「稀でない」「一部に群生する」とありますが、初めて出会ったのは隣県でした。この場所でも何個体か確認出来ましたが、着生している場所が限定されるように思います。

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クモノスシダも、県内各地で生育確認されているようですが、あまり出会う事はありません。富士市域では、富士山こどもの国のある場所で少し見る事が出来ます。

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こちらはツメレンゲかと思いましたが、以前見たものと違った印象を受けます。もしかしたら、園芸種多肉植物の逸出品?この壁には複数個体生育していました。

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こちらは水窪で出会ったツメレンゲです。上段の写真のものは、葉色が違う上に最下段の葉が大きく、外に開いています。

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クジャクシダとハコネシダです。クジャクシダも、県内各地で生育確認されていますが、出会う事は比較的稀だと思います。ハコネシダは、生育地では群生していますが、同じく見られる場所は限られています。


植物園保全区にシダ植物エリアを設定してあります。生きたサンプルとして、保全区の環境で生育可能な種を集めています。ある程度揃った時点で、詳しい先生に識別していただくつもりです。実は、ハコネシダを一株採取して鉢に植えてあります。ところが、他のシダと違いなかなか根付いてくれません。一年ほど経ってやっと、新芽が伸びて来ました。静岡県の植物相調査報告書には「移植困難で観賞用にならない」とあります。似た状態で岩などに着生しているイワオモダカは、鉢植えなどでも栽培されているようですが、ハコネシダはどうして栽培が難しいのでしょう?

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