ミョウガ
今週は肉体労働が続きました。3ヶ所の畑の草刈りと耕運機掛け、そして昨日は植物園の除草作業とシダ植物の植付に行って来ました。こういう作業が続くと、指の関節が痛くて拳が握れなくなります。
植物園で予定していた作業が終わる頃、雨が降って来ました。帰りがけに作業記録などの写真を撮っていて、ミョウガの花に気が付きました。我が家の畑に植えてあるのは夏ミョウガなので、とっくに花期は過ぎています。園内生育種はどれも秋ミョウガのようです。
ミョウガの葉は、ショウガと似ています。ところで「葉を伴った茎状のものは偽茎(葉鞘が重なり合って茎のように見える)」だそうです。茎じゃないんだ・・。そういえば、バナナの茎のような部分も偽茎だと聞いた事があります。
ミョウガの花は、一つの花穂に複数咲きます。同じくショウガ科のウコンも、立ち上がった花穂の苞の間に複数の花をつけます。
象の鼻のような黄色い部分の先端に柱頭があります。
横から見ると、象の鼻の基部に葯(花粉)が見えます。花柱を包んでいる黄色い部分を、葯隔と呼ぶそうです。
ショウガ科ショウガ属ミョウガ(Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe)。
ミョウガは、畑の隅だけでなく山野でも各所で見る事が出来ます。Wikipediaには、「東アジア原産で、日本以外では台湾や韓国の一部でも見られる」とあります。静岡県植物相調査報告書には「古帰化」となっており、Ylistも生態情報として帰化植物とあります。遠い時代に日本に入って来たようですが、台湾or韓国?それとも何処の国から?
酢味噌和え、甘酢漬け、テンプラ、みそ汁の具などどれも好きです。「食べ過ぎると物忘れがひどくなるよ!」「もうひどくなっているから大丈夫!」調理係にゴマをすってお願いしなければ・・。
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