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2022年9月

2022年9月30日 (金)

ミョウガ

今週は肉体労働が続きました。3ヶ所の畑の草刈りと耕運機掛け、そして昨日は植物園の除草作業とシダ植物の植付に行って来ました。こういう作業が続くと、指の関節が痛くて拳が握れなくなります。

植物園で予定していた作業が終わる頃、雨が降って来ました。帰りがけに作業記録などの写真を撮っていて、ミョウガの花に気が付きました。我が家の畑に植えてあるのは夏ミョウガなので、とっくに花期は過ぎています。園内生育種はどれも秋ミョウガのようです。

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ミョウガの葉は、ショウガと似ています。ところで「葉を伴った茎状のものは偽茎(葉鞘が重なり合って茎のように見える)」だそうです。茎じゃないんだ・・。そういえば、バナナの茎のような部分も偽茎だと聞いた事があります。

ミョウガの花は、一つの花穂に複数咲きます。同じくショウガ科のウコンも、立ち上がった花穂の苞の間に複数の花をつけます。

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象の鼻のような黄色い部分の先端に柱頭があります。

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横から見ると、象の鼻の基部に葯(花粉)が見えます。花柱を包んでいる黄色い部分を、葯隔と呼ぶそうです。

ショウガ科ショウガ属ミョウガ(Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe)。

ミョウガは、畑の隅だけでなく山野でも各所で見る事が出来ます。Wikipediaには、「東アジア原産で、日本以外では台湾や韓国の一部でも見られる」とあります。静岡県植物相調査報告書には「古帰化」となっており、Ylistも生態情報として帰化植物とあります。遠い時代に日本に入って来たようですが、台湾or韓国?それとも何処の国から?

酢味噌和え、甘酢漬け、テンプラ、みそ汁の具などどれも好きです。「食べ過ぎると物忘れがひどくなるよ!」「もうひどくなっているから大丈夫!」調理係にゴマをすってお願いしなければ・・。

2022年9月22日 (木)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(9月下旬)

最近では、山野の植物探索が主目的で出歩く事は少なくなりました。この日は、月二回以上が義務付けられている不法投棄監視パトロールのついでに、林道脇で気になった植物を撮ってみました。

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この林道では、比較的出会う事の多いジイソブです。思えば、初めて出会ったのもこの林道でした。その頃は種名など殆ど分からず、ジイソブの名前を知ったのはかなり後の事でした。

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この二つの植物は、どちらもセンブリです。初めて聞くと、信じられないですよね。ただ、発芽が約一年ずれています。左が今春発芽したもので、右が昨春発芽したものです。二年草なので、右の株はこれから花を咲かせ種子を熟し枯れて行きます。

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これは、何年か前から見守り続けているコキンバイザサです。この場所に生えているのを知る人は、他にいないと思います。周辺には、良く似た葉を持つスゲの仲間も生えています。でも、花が無くても識別する方法を見付けました。それは、指先で(葉の表面を滑らせ)触診する方法です。慣れると、葉を軽く摘まんだだけでも、ある程度判断できるようになります。

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果実がありました。最下段は、花が散って間もない萼でしょうか?

初めて気づいた場所は、ササに覆われて生育環境が損なわれつつありました。でも、今まで見られなかった場所にもエリアを広げていました。ちゃんと観察した事はありませんが、分布状況からこの種子はエライオソームを持ち、アリに運ばれるのではないでしょうか?

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林道脇の斜面に生えていた赤いキノコの写真を撮ろうと近づきました。すると、その隣にヤクシマヒメアリドオシランが生えていました。地域に生育するこの野生ランの分布を地図に落としています。この野生ランは、他種に比べて広範囲に分布し、圧倒的な個体数を誇ります。栄養依存する共生菌の種類が多いのではないかと思います。

最後に・・。

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今回のパトロールルートでは、複数個所でベニバナゲンノショウコを見る事が出来ます。八重咲の品種もあるそうですが、まだ出会った事はありません。


このところ、予定が詰まって慌ただしい思いをしています。元職時代の会社を退職し、自己都合で行動するようになってからは、予定が詰まると特に気ぜわしく感じます。でも、一つ一つ片付けて行くしかありません。

一人林道を走っていると、山野の植物観察を始めたばかりの頃を思い出します。それ以前は目を向けて来なかった事もあり、出会う植物達はどれも新鮮でした。その内に、「あまり出会う事の無い植物」「初めて見る植物」が探索センサーに敏感に反応するようになりました。ただ、興味のあるものばかり追い求めて来たため、幅広く種名を覚える事はありませんでした。歳と共に名前が出て来なくなり、覚えたはずの種の多くが「あれだよ、あれ!」という種名になってしまいました。最近の興味の対象は、植物の持つ面白い生態です。元技術屋は、気になった事の理由を想像するのが好きなのです。

2022年9月21日 (水)

コバノカモメヅル(再生畑②)

台風の後、再生畑②の様子見に行きました。隣地の立ち枯れしたクヌギの枝を片づけ、電気柵に触れている植物などが無いか点検して、周辺の草刈りをして来ました。

電気柵の電源は、植物などが触れると漏電するため、強風の後などは必ず点検しなければなりません。何ヶ所かで接触している草もありましたが、車載用のバッテリーを使っているため、大丈夫でした。

サンショウバラを植栽したエリアに、コバノカモメヅルの花が咲いていたので撮ってみました。

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花は次々に咲きます。沢山の花をつけますが、結実するものは少しです。

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「蕊柱の周りを、花弁と同じ色の副花冠がとり巻いている」とあります。

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訪花昆虫は蟻だけでした。

キョウチクトウ科カモメヅル属コバノカモメヅル(Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum)。旧分類体系では、ガガイモ科とされていました。


実は、再生畑②の入り口には下のようなカモメヅル属が咲いていました。

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こちらは、花が小さく花冠の裂片も短いですね。コカモメヅルだと思います。2度ほど上部を刈り取ったら姿を消してしまいました。下部の葉は残っていたはずです。多年草でも、ストレスに弱い種なのかもしれません。それにしても、同じ畑に2種類が生えるなんて面白いですね。もしかしたら、上段のコバノカモメヅルは、ここに植栽したサンショウバラの苗に種子が紛れ込んでいたのかもしれません。そこには、コバノカモメヅルが生育していましたから・・。

2022年9月16日 (金)

ミズワラビ属(富士市)

稲藁を貰いに、親戚の田圃へ行って来ました。

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別の用事もあったのですが、台風がやってくるとの予報なので慌てて取りに行きました。この写真の前方には、富士山と愛鷹連峰が見事な景観を見せていましたが、掲載植物の詳細位置が特定されそうなので切り取りました。

気になっていた植物はミズワラビ属です。一年草である事と土壌乾燥に弱い事などから、生育場所が限られています。

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昨年見たところは土壌がカラカラに乾いており、姿がありませんでした。あちこち探すと、稲藁を貰いに行った親戚の田圃近くに生えていました。この緑色のサンゴのようなものが胞子葉です。

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覆い被さる他の植物を避けると、小形の個体が姿を現しました。このシダ植物は、胞子以外にも無性芽で増えるそうです。無事生育確認出来て良かった!親戚に電話し、この場所の除草剤散布や草刈りをしないでほしいと頼みました。


文一総合出版の「日本の水草」には、日本産のミズワラビは2種類あり、南方型がミズワラビで琉球諸島に生育するとあります。北方型が変種のヒメミズワラビとして記載されており、生育地としては本州福島県以南、四国、九州、沖縄に稀となっています。杉野孝雄先生の静岡の植物図鑑には「県内にはミズワラビは分布しない」とあります。双方の図鑑から判断すると、掲載した種はヒメミズワラビではないかと思われます。

静岡県植物目録にはヒメミズワラビだけが掲載されており、富士市が公開した目録にはヒメミズワラビとミズワラビが掲載されています。後者の目録には幾つかの疑問点を持っていますが、サイズと形態の変異が著しい植物である事や2種類を比較した事がありませんので、ブログタイトルは「ミズワラビ属」としました。

2022年9月15日 (木)

渓谷の植物

探索範囲が狭い上に探索時間が限られているので、地域で生育確認記録があってもなかなか出会えない植物があります。そういう植物に対しては、敏感にセンサーが働きます。この日、ある渓谷で出会った気になる植物を掲載します。

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シダ植物のイワオモダカです。県内各所で生育確認記録があり、「稀でない」「一部に群生する」とありますが、初めて出会ったのは隣県でした。この場所でも何個体か確認出来ましたが、着生している場所が限定されるように思います。

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クモノスシダも、県内各地で生育確認されているようですが、あまり出会う事はありません。富士市域では、富士山こどもの国のある場所で少し見る事が出来ます。

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こちらはツメレンゲかと思いましたが、以前見たものと違った印象を受けます。もしかしたら、園芸種多肉植物の逸出品?この壁には複数個体生育していました。

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こちらは水窪で出会ったツメレンゲです。上段の写真のものは、葉色が違う上に最下段の葉が大きく、外に開いています。

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クジャクシダとハコネシダです。クジャクシダも、県内各地で生育確認されていますが、出会う事は比較的稀だと思います。ハコネシダは、生育地では群生していますが、同じく見られる場所は限られています。


植物園保全区にシダ植物エリアを設定してあります。生きたサンプルとして、保全区の環境で生育可能な種を集めています。ある程度揃った時点で、詳しい先生に識別していただくつもりです。実は、ハコネシダを一株採取して鉢に植えてあります。ところが、他のシダと違いなかなか根付いてくれません。一年ほど経ってやっと、新芽が伸びて来ました。静岡県の植物相調査報告書には「移植困難で観賞用にならない」とあります。似た状態で岩などに着生しているイワオモダカは、鉢植えなどでも栽培されているようですが、ハコネシダはどうして栽培が難しいのでしょう?

2022年9月14日 (水)

シュスランの花

13日は、県東部某所の植生保全エリアに行き、伐採予定樹に印をつけました。日当りを良くして希少な樹木を守るためです。参加したのは、行政担当者と地区の区長さん、そして先生と私の4名でした。

数年前から、草本エリアも含めた保護計画が進められているそうです。資料を拝見すると、希少種の移植・増殖なども視野に入れているとあり、自身が考えている保護対策と重なるところがあります。

樹木に印をつけていると・・。

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足元にシュスラン属が生えていました。当初は、シュスランかと思ったのですが、良く見ると網目模様が浮かんでいるのでベニシュスランのようです。

帰りに別の場所に立ち寄り、シュスランの花を撮りました。地域では、ベニシュスラン→ミヤマウズラ→シュスランの順で咲きます。

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二株だけ咲いていました。

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同属の中ではミヤマウズラの花と似た形態ですが、こちらは赤味を帯びています。系統的には、アケボノシュスランに最も近いそうです。アケボノシュスランは、富士市某所で生育確認していますが、前回訪問時に花茎が見当たりませんでした。

ラン科シュスラン属シュスラン(Goodyera velutina Maxim.)。

シュスラン属は、他所で見る開花株に比べて小形の葉をつけている事があります。栄養依存する菌類の状態が悪いと、植物体が小形になり開花株が激減するようです。それだけ、菌類への依存度が高いものと思われます。その疑問を持って、特殊な培地で栽培実験した事があります。何時の日か「権兵衛の種蒔き日記」に掲載しようと思っています。


今迄、自然保全に関わる行政担当者と話す機会は殆どありませんでした。たまにあっても、暖簾に腕押しで提言を理解してもらえません。それは担当者の前向きさが足りないからだと思います。もちろん、行政部署の考え方もあるでしょうが、せめて提言している問題点くらいは頭の片隅に入れてもらいたいと常々思っていました。この日出会った担当者は、とても熱心に話を聞いてくれました。こういう人がいる部署なら、微力ながらお手伝いした甲斐もあります。

2022年9月11日 (日)

植物園保護林のキノコ②

続きです。

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この日一番目についたキノコです。傘裏がスポンジ状なので、イグチ科でしょうか?シワチャヤマイグチだそうです。師匠、有難うございました。

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同じく傘裏がスポンジ状で、上より少し小さなキノコです。

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下から見ると、スギエダタケを思わせるような小形のキノコです。

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この手のキノコも名前が分かりません。山野を歩き始めたばかりの頃は、どれもサルノコシカケの仲間と呼んでいました。

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こんな細い枝に生えるキノコも、各所で見られました。

除草作業の後であわてて撮ったため、ピンボケ写真ばかりでした💦。


今日は、富士山こどもの国へ草刈りに行きます。このところ作業日に都合がつかず、久々になります。登録メンバーが各自の都合で行っても、継続して作業の出来る体制作りが必要です。関係者と話し合ってみようと思います。

2022年9月 9日 (金)

植物園保護林のキノコ①

植物園の奥に位置する保護林・・落葉・常緑広葉樹を優先とする林です。限られた面積ではありますが、林床には希少な植物も見られ魅力的な場所です。

先日行った時に、少しだけキノコを撮ってみました。名前は殆ど分かりませんが、キノコ(菌類)とラン科植物との関わり合いに興味を持ち始め、目を向けるようになりました。

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別種のような感じですが、両方カメムシタケです。左の方が若い子実体でしょうか?このキノコは、カメムシから出現しています。宿主ともに引き抜いて標本にすると、すぐに臭気を放つようになります。菌がカメムシの腐植を抑止しているのかもしれません。

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こういうキノコは、枯れ木から出ているような印象を持っていましたが、地面から出ていたと思います。地中に枯木が埋まっていたか確認しておりません。目立つキノコで20cmくらいありました。師匠からボタンイボタケと教わりました。

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こちらも林床に生えていました。ちょっとウスタケに似た形態です。ユキラッパタケだそうです。

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ホウキタケの仲間は、スギの木の下に生えていました。右は常緑広葉樹の下に生えていました。とても小さな子実体でした。

②に続きます。


この季節、富士山などに行くと、食べられる🍄に詳しい人には時々出会います(得てして、そういう人は不愛想です)。ところが、食べられないキノコや硬いキノコの名前が分かる人にはあまり出会いません。キノコに目を向けて歩くと、その形態がバラエティーに富んでいる事や子実体の美しさに驚かされる事があります。キノコの師匠が魅了され、追い続ける気持ちが少し分かります。

庭木などに着生する植物

8月30日、地域の植物を調査している大学生・大学院生の案内をして、町内の民家などを回りました。予想外の成果がありましたが、民家が特定出来るような写真は掲載を控えます。

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ウメに着生するカヤランとクモラン(左の写真で、カヤランの着生点の右辺り)。

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カヤランとクモランです。クモランは、発芽間もない頃に姿を現す葉状体が沢山写っています。

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何と、セッコクも着生していました。民家の庭では、人為的に着生させたセッコクが見られます。その種子が飛散して発芽したものと思われます。現在は見られないようですが、昔の記録では地域の神社などでも生育確認されています。

複数軒の民家や梅園を調査しましたが、気になる植物としてはこの他にヨウラクランやムギラン、トキワシノブなどが見られました。快く調査をさせてくださった皆様に感謝いたします。


私が幼い頃は、各所に雑木林と呼ばれる落葉広葉樹林がありました。今ではスギやヒノキの林が大半を占め、照葉樹林(常緑広葉樹林)や落葉広葉樹林などは貴重な存在となっています。そのため、主としてこういう木々に着生する植物が減少しつつあります。

ところが、山間の地では、民家の庭木などに着生して生き残っている植物もあります。見方を変えれば、集落全体が落葉広葉樹林や常緑広葉樹林の役割をしている事になります。若い研究者達から話を聞くまでは、そんな考え方をした事はありませんでした。

2022年9月 3日 (土)

植物園保護林の植物

造成中の植物園の一角に、広葉樹優先の保護林があります。この場所は、自生していた植物の保護を目的とし、基本的に他所からの導入種を植えないものとしています。

まだ関わって2年程度ですが、季節を変えて調査し、気付いた植物の目録を作成しています。種名の分からないものは、写真を撮って識者の方に識別してもらっています。

この日は、新たにアキノギンリョウソウ/ギンリョウソウモドキを見付けました。

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確認出来たのはこの一個体だけでしたが、予期せぬ嬉しい出会いでした。

ツツジ科シャクジョウソウ属ギンリョウソウモドキ(Monotropa uniflora L.)。旧分類体系では、シャクジョウソウ科やイチヤクソウ科とされていました。

この日気になった他の植物も、少しだけ撮ってみました。

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こちらは、キンランでしょうか?アルビノに近いものを見た事はありますが、このような綺麗な斑入りは初めて出会いました。丈夫なシカ柵に囲まれた保全林でなければ、直ぐに連れ去られてしまう事でしょう。

キンラン、ギンラン、ササバギンランなどのキンラン属は、自ら光合成をしながら、コナラなどが光合成で得た養分を貰って生活する菌類にも栄養依存しているそうです。特にこのような斑入りの個体は、菌類への栄養依存度が高いものと思われます。持ち帰っても、通常の栽培技術ではやがて枯れてしまう事でしょう。

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こちらは、ランヨウアオイです。鉾のような葉をイメージしていると、これは違うかな?なんて思ってしまいますが、花を確認してあります。この地域に生育する種としては、ランヨウアオイ、カギガタアオイ、カンアオイなどがあります。その中で一番葉が薄い事も識別点になります。

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最後にイヌゴマです。保全用通路に生えているので、絶やさないように浅刈りしています。


昨年のカシノナガキクイムシの大発生による食害で、この保護林でも立ち枯れが目立ちます。枯れが進み、枝が落ちたり幹が倒壊し始めました。この日も、各所に落下物があり、シカ柵に被さっているものもありました。立ち枯れ木の近くを歩く時は、注意しないと危険です。

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