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2022年7月12日 (火)

ヌマトラノオとオカトラノオ

小雨降る中、確認したい事があって出かけて来ました。一つは、ある植物の果実の様子見です。積極的保護のために、種子を採取して実生苗を確保しようと考えています。それはまたの機会に・・。

もう一つの目的は・・。

Aimg_9849

この植物の花を確認する事でした。

この植物・・昨年の調査で、ヌマトラノオではないかと思っていました。刈払い機による除草作業が予定されていると知り、残せるものなら一部を残し、絶やさないために他は浅刈りしてもらえないかとお願いしました。

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少しだけですが花を見る事が出来ました。ヌマトラノオに間違いありません。

例年、除草はもっと早い時期に行われていたようですから、もしかしたらここのヌマトラノオは、花を咲かせたことが無かったかもしれません。今年度から除草業者さんが代わり、お願いを聞いてもらえました。来年の今頃は、もっと沢山の花穂を見る事が出来ると思います。

サクラソウ科オカトラノオ属ヌマトラノオ(Lysimachia fortunei Maxim.)。

そして、上記場所から直線距離で2~3百メートルの場所には・・。

Aimg_9898

オカトラノオが咲いていました。

サクラソウ科オカトラノオ属オカトラノオ(Lysimachia clethroides Duby)。

同属で開花時期も同じなので、交雑種もあるそうです。ヌマトラノオとオカトラノオの交雑種はイヌヌマトラノオ(Lysimachia x pilophora (Honda) Honda)と呼ばれ、両者の中間の性質を持つとあります。除草で花が咲かなければ地下茎による栄養繁殖株ばかりですから、その可能性は極めて低くなりますが、今後花を咲かせるような管理をすれば交雑種が見られるかもしれません。

ついでに・・。

Ap7110032

昨日、富士山こどもの国「花の谷」で撮りました。虎の尾が二本になっています。珍しいでしょ?


森林の間伐・皆伐作業や除草作業で、失われていく希少植物も多いと思います。それは、私有林だけでなく公有林に於いても同様です。私有林に関しては難しいかもしれませんが、せめて公有林くらいは保護システムが構築されていてほしいものです。

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