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2022年6月 9日 (木)

ササユリ

ササユリは、静岡県中西部では比較的出会う事もありますが、東部では出会えるところが少なくなってしまいました。

草刈りで姿を消してしまったと思われていたササユリが、復活して花を咲かせていると聞き様子見に行って来ました。

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思っていたより沢山生えていました。開花株だけでも、30個体くらいありました。

昨年の草刈り後(7月下旬)に訪問した時は、ちょっと似た葉をつけるナルコユリばかりが切られずに残っていましたが、ササユリは見当たりませんでした。他所で見るものより丈が短めなのは、生育期に刈り取られた為かもしれません。とにかく復活してくれてよかった・・。

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ここの個体は、他所に比べて花色の濃いものが多い!

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中には、タカサゴユリを思わせる様な白っぽい花もありました。

ユリ科ユリ属ササユリ(Lilium japonicum Houtt.)。


この日は、個体数確認と茎葉に絡み付いた蔓などを除去して、周りの日照を遮りそうな植物を少しだけ切り詰めて来ました。未開花株でウィルス感染していると思われる個体が、少し見受けられました。それらと盗掘防止策も含めて、積極的な保護・増殖を検討して行く必要があると思います。
【富士の種蒔き権兵衛のコメント】
昨年、ササユリの種子を蒔いてみました。ところが、未だに発芽してくれません。無菌播種ではどうなのか分かりませんが、Wikipediaによると「初めて地上発芽するのは、通常翌々年の春である(地下遅発芽様式)」とあります。翌々年の春に発芽するベニバナヤマシャクヤクに似ていますね。

「ポツンと一軒家」の中で、湿らせたミズゴケの中にササユリの種子を埋め込んでおく方法が一番うまく発芽してくれると言っていましたので、次に種子が入手出来たら試してみるつもりです。ラン科以外でも、気難しい植物がいろいろあります。

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