亜高山帯で出会った面白い花
調査依頼などが無ければ、山野を歩く機会も少なくなりました。少し前に出会った面白い形態の花を掲載します。
タケシマランです。以前から気になっていたのですが、左のように分岐枝を出すものとそうでない小形のものがあります。小形で葉の縁に毛があればヒメタケシマランとの事ですが、まだ葉縁の毛を確認しておりません。
ユリ科タケシマラン属タケシマラン(Streptopus streptopoides (Ledeb.) Frye et Rigg subsp. japonicus (Maxim.) Utech et Kawano)。
ツクバネソウです。面白い形の花でしょ?
シュロソウ科ツクバネソウ属ツクバネソウ(Paris tetraphylla A.Gray)。旧分類体系ではユリ科とされていました。
こちらは、クルマバツクバネソウです。ツクバネソウは低山から広範囲に生育しますが、クルマバツクバネソウは比較的標高の高いところで見かけます。
シュロソウ科ツクバネソウ属クルマバツクバネソウ(Paris verticillata M.Bieb.)。
久々に訪れた亜高山帯の針葉樹林は、とても新鮮でした。以前は、当たり前のように目にしていた植物が、特別なものに思えて来ます。
« セリバオウレンその後 | トップページ | キツリフネとフジタイゲキ »
「草本」カテゴリの記事
- ヒガンバナとオオハンゲ(2024.09.11)
- コバノカモメヅル(2024.09.05)
- ナギラン(2024.08.21)
- マネキグサ(2024.08.18)
- キツネノカミソリ(2024.08.10)
コメント