ハモグリバエ(ラン科植物)
ラン科植物の未熟な果実(花柄子房)に卵を産み付け、その幼虫が中の種子を食べてしまうランミモグリバエの被害が全国的に深刻な状況だそうです。
このような被害も、時々見かけます。ハモグリバエによるものと思われます。
コアツモリソウです。小さな葉なので、侵入されると大きなダメージを受けやすいですね。
コアツモリソウは群落をつくる事から、フタバラン類と同じく栄養繁殖するのではないかと思っていました。この小さな苗は、栄養繁殖によるものではないでしょうか?
葉や側花弁に食痕があります。虫を探したけど、見つかりませんでした。
こちらは、クマガイソウの葉です。それにしても、こんな薄い葉に良く潜れるものですね。
キンランの葉などでも、ハモグリバエの侵入しているものを見た事があります。
ラン科植物は、人間も含めていろいろな敵がいるようですね。少しでも助けてやることが出来れば良いのですが・・。希少植物の保護は、とても難しいと思います。
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