タシロラン再び
この季節は、少し畑に行かないでいると雑草が繁茂して唖然とする光景になっています。頭が痛い・・。
畑に行ったついでに、先日掲載したタシロランの様子を見て来ました。
最初に見たものは花柄子房が膨らみ、中には果皮が裂開して種子を飛散させている個体もありました。開花後3~4日で種子散布するとありますが、確かにそのようです。
新たに姿を現した個体です。開花と同時に花柄子房が膨らみ始めているように見えます。
塊茎を掘ってみました。もしかしたら、この腐生ランも花が咲くと枯れてしまうのかもしれません(一回稔性)。
タシロランの共生菌は、イヌセンボンダケやイタチダケなど(ナヨタケ科/ヒトヨタケの仲間)だそうです。この場所には、伐採したササが敷き詰められています。子実体を探してみましたが、右のタイプしか見当たりませんでした。これは、ホウライタケの仲間でタシロランの共生菌にはならないそうです。
ヤツシロラン類のように実生栽培に挑戦してみようと思い、種子を採取して来ました。イヌセンボンダケを探しに行く時間的余裕が無いので、この畑のササと生育場所の土を採取して実生床の準備をしました。別の実生床として、細かく切った稲わらを堆肥処理すればヒトヨタケの仲間が出現するかもしれません。はたして無事発芽してくれるだろうか?
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