ヒメオドリコソウとオランダミミナグサ
畑に耕運機をかけたり、雑草を取ったりしていると、斑入り葉をつけた雑草を目にする事があります。引きこもりのような生活を送っていると、そんな些細な事も嬉しいものです。
標準タイプのヒメオドリコソウです。
畑の真ん中あたりに、斑入り葉の個体がありました。そのまま残してあります。花が咲いていましたが、土を除けたら落ちてしまいました。
シソ科オドリコソウ属ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum L.)。
庭の草取りをしていて、斑入り葉のオランダミミナグサを見付けました。こちらは、斑がかなり部分的です。
こちらも除草対象ですが、そのままにしてあります。
ナデシコ科ミミナグサ属オランダミミナグサ(Cerastium glomeratum Thuill.)。
斑入り葉の出来る原因を調べてみましたが、私にはとても難しく直ぐに挫折しました。斑入りが実生で引き継がれるものと、そうでないものがあると思います。白い部分は葉緑体が無いため、光エネルギーを受け→化学エネルギーに変え→二酸化炭素から糖分を合成する事が出来ないそうです。そのため、白い斑の多い個体は通常タイプに比べて小型です。アルビノの個体になると、一部のラン科植物や通常葉を持つ枝茎と根茎で繋がっている場合などを除いて、やがて枯れてしまいます。
« ナガバマムシグサ | トップページ | 静岡県東部のカギガタアオイ再び »
「草本」カテゴリの記事
- ヒガンバナとオオハンゲ(2024.09.11)
- コバノカモメヅル(2024.09.05)
- ナギラン(2024.08.21)
- マネキグサ(2024.08.18)
- キツネノカミソリ(2024.08.10)
コメント