ミヤマシキミ
植物調査に行った林内で、ミヤマシキミの蕾を見付けました。
ミヤマシキミは雌雄異株です。これらは多分雄株だと思います。雌の花はもっと小さな塊だったと思います。
果実は赤く熟します。
スマホのライトを透かして、葉表と葉裏を撮ってみました。無数の星が見えています。この星は油点と呼ばれ、組織の隙間に精油が溜まったもので、ミカン科植物の特徴です。
ミカン科ミヤマシキミ属ミヤマシキミ(Skimmia japonica Thunb. var. japonica)。
枝葉の様子がシキミに似ている事から和名がつけられたそうですが、シキミはマツブサ科で別科となります。どちらも有毒植物ですが、特にシキミの果実は、植物で唯一「毒物及び劇物取締法」で劇物に指定されています。有毒植物の上に、頻繁に農薬散布して栽培する恐ろしいFブランドです。
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