キッコウハグマの花
「近くの山林に生えるキッコウハグマは、花が咲かない・・」数年前に、萌の散歩道でそう思っていました。
その時には、冠毛のついた痩果が見られ、花は一輪も見る事が出来ませんでした。「どうして閉鎖花ばかりなのだろう?」
左は10月頃の写真で、やはり花は見られませんでした。右は昨日撮ったものです。
ちょっと撮り方を変えてみました。3個の筒状花が合体しているのが分かります。小さいけど、風車のような形態の綺麗な花です。
近くの山林で、花が見られなかった理由が分かりました。それは、閉鎖花による痩果のできる時期が、開花時期よりずっと早くから始まるからです。冠毛のついた痩果を見て、開花時期なのに花が見られないと思ってしまったのです。
また、草丈が小さい(花茎が短い)個体の方が開花する花が多く、上段左のような大きな草丈の個体はあまり花が咲かないように思います。
キク科モミジハグマ属キッコウハグマ(Ainsliaea apiculata Sch.Bip.)。
« 圃場のキノコ(コガネタケ) | トップページ | ツルコウジ »
「草本」カテゴリの記事
- 不明の植物→ウスバスナゴショウ(2024.11.11)
- シロバナセキヤノアキチョウジ(2024.11.02)
- ホトトギスの花(2024.10.17)
- ヒガンバナとオオハンゲ(2024.09.11)
- コバノカモメヅル(2024.09.05)
コメント