カンアオイ探索(10月下旬)
山野を歩く事が少なくなって来た昨今ですが、カンアオイ属に関しては時間のある時に探索を続けています。
自力探索レーダーを駆使して、こんな場所を調べて来ました。
この日、一番多く見る事が出来た(咲き始めと思われる)花です。萼裂片基部が軽く括れていて、オトメ系の花のようです。秋に咲くオトメ系の花・・ズソウカンアオイだと思います。間違っていたら教えてください。
ウマノスズクサ科カンアオイ属ズソウカンアオイ(Asarum savatieri (Franch.) F.Maek. subsp. pseudosavatieri (F.Maek.) T.Sugaw. var. pseudosavatieri (F.Maek.) T.Sugaw.)。
暗紫色で少し長めの萼筒と黄色味を帯びた小さな萼裂片・・もしかしたら!!
スギの葉などを除けてみました。シイノミカンアオイだ!
萼裂片基部が強く括れていて、小さな三角状卵形の萼裂片が独特の形です。開花時期は、6~9月とあります。当然10月下旬でも花が残っているはずです。でも、この場所では、この一個体しか花を見る事が出来ませんでした。
ウマノスズクサ科カンアオイ属シイノミカンアオイ(Asarum savatieri var.furusei)。
シイノミカンアオイは、アシタカカンアオイと同じく、Ylistに掲載されておりません。県西部に見られるヒメカンアオイ系も幾つかの和名がつけられていますが、Ylistに掲載されていないものがあります。マイナーな専門誌に記載されたからか、或いは未記載なのだろうか?
駆け出しの私には、花を見ても識別に悩む種がいろいろあります。でも、シイノミカンアオイは形態的に識別しやすい種だと思います。
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