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2021年9月23日 (木)

深山の野生ラン冬支度

久々に、深山の野生ランの様子を見て来ました。

【イチヨウラン】

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葉脈の目立つ大きな方が、今年頑張った葉です。その横に見える小さな葉が新葉です。イチヨウランは、秋に葉の更新があり、花芽を持って厳しい深山の冬を越します。

この時期だけ、一葉ではなく二葉になります。

【コハクラン】

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今夏の開花時期に行った時、葉で見る個体数が激減していました。開花株も花茎だけで葉が見当たりませんでした。何があったのか、とても心配でした。

ところが、この日は左のような光景と、点在する小さな葉を結構見る事が出来ました。前回見逃がしたのではなく、例年にない異常気象などの影響で、葉が枯れてしまったのだと思います。

そして、偽球茎から出てきた新たな葉が今回見た葉で、例年より出現時期が早いようです。

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以前撮った写真ですが・・。通常は、晩秋にこのように葉の更新があります。ただ、偽球茎を持つコハクランは、葉を出さず休眠するものもあるようです。数年後に、姿を現した個体が幾つかありました。開花株の位置も年々変わっています。

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心配な事はまだあります。これは昨年のものと思われる果実のドライフラワーです。周辺を探しましたが、今年の果実と思われるものは見つかりませんでした。

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時間のある時には、受粉の手伝いをする事もあります。数週間後に見に行くと、花柄子房の膨らみ始めたものが確認出来ます。ところが、その後写真のように黒くなってしまう事が多く、熟すまで残るものは殆どありません。細菌などによるものなのか、虫の食害なのか分かりませんが、とても心配です。

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