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2021年7月11日 (日)

コハクラン

依頼された用事があって亜高山帯へ行った時、ついでにコハクランの様子を見て来ました。

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この地を訪れたのは、3年ぶりでしょうか?「あれっ、葉が無い!」今まで、数年間観察を続けて来ました。葉を落として花をつけている個体も稀にありましたが、通常は葉がありました。

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葉をつけた個体が見つかりました。でも、右の様に傷んだものばかり・・。何があったのだろう?

生育地を発見した翌年以降、GPSを持って広範囲に分布調査をして歩きました。今回様子見に行ったところは、その中でも一番個体数の多かったエリアです。ところが、葉で見る個体数は激減していました。コハクランは、葉を落とし休眠する事も多いと思っていますが、今までこんな事はありませんでした。

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背萼片、側花弁、側萼片が琥珀色である事から、和名が付けられました。霜降り肉を連想させるような唇弁の形や斑紋も、個体毎に様々です。

ラン科コハクラン属コハクラン(Oreorchis indica (Lindl.) Hook.f.)。


どうも、一番懸念していたグループに、この場所が知られてしまったようです。この日、これからコハクランを見に行くと言って話しかけて来た小父さんが、ある植物名と具体的な生育地を挙げて、自身が見つけたと言っていました。その希少植物は、問題のグループの観察会で発見されたとの情報を得ていました。

花観察をして歩く人が、ブログ記事などで盗掘に触れそれを批判する事は多いですが、自らの安易な情報提供(情報交換)が瞬く間に拡散し、盗掘者を誘引する事もあると、肝に銘じるべきだと思います。

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