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2021年6月13日 (日)

アマギカンアオイ

最近、カンアオイ属に興味を持つようになりました。静岡県内で生育が確認された種だけでも、識別出来るようになりたいと思い、時間のある時に探索に出かけています。

昨年、二度ほど伊豆方面へ探索に行きました。その場所は、ランヨウアオイとオトメアオイが見られ、アマギカンアオイと思われる個体は2個体見かけただけでした。

その後、古い資料やWeb記事を参考に、ある場所に注目していました。出かける寸前まで迷いましたが、ダメもとで行ってみる事にしました。

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この日は、感が冴えていました。山の神様も味方してくれて、予想していたより沢山のアマギカンアオイに出会う事が出来ました。

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葉表の光沢、肉厚の葉、葉脈の凹凸が印象的でした。地域で見られる種では、スズカカンアオイの葉に似ていると感じました。中には、ランヨウアオイの葉と似た形をしたものも、見受けられました。

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花を撮ってみました。「萼筒の入口は環状の鍔があり、その周囲に隆起した白い皴状の襞が形成される。」とあります。開花時期は違いますが、カギガタアオイに似た感じの花だと思いました。

ウマノスズクサ科カンアオイ属アマギカンアオイ(Asarum muramatsui Makino)。


カンアオイ属は、葉だけでは識別出来ない種が多く、開花時期に生育が確認されたという地域を探索する事になります。ピンポイントの位置情報を得て行くわけではないので、空振りも多い代わりに、人に知られていないであろう生育地に辿り着く事もあります。昔、一人で希少植物を追い求めて歩いた頃の事を思い出しました。

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