トリガタハンショウズル
依頼を受けて、ある植物調査に亜高山帯へ行って来ました。最近は、こういう事が無いと亜高山帯を歩く事が少なくなりました。トリガタハンショウヅルを見るのも久しぶりです。
トリガタハンショウヅルが生育するのは、「山地の林縁」とありますが、私が初めて出会ったのは亜高山帯低域でした。それよりも低い所でハンショウヅルと出会い、シロバナハンショウヅルは更に低い3ヶ所で生育を確認しています。探索範囲が限られているため、諸先輩の認識とずれている事が多々あります。
この日は、デジイチを忘れ、光学4倍ズームの接写用コンデジで撮ったら、ピンボケしてしまいました。
爪先立ち片手撮りの接写です。
中を覗くと、訪花昆虫がいました。
こちらは、別の場所で撮りました。最初に、この植物の名前を聞いた時、「トリガタ?どこが鳥形なんだろう?」と思いました。その後、タイプ標本の採取地から名付けられた事を知りました。
キンポウゲ科センニンソウ属トリガタハンショウヅル(Clematis tosaensis Makino)。
溶岩や倒木の多い林床を歩くため、地下足袋に履き替えました。山野を歩くのに、初めて地下足袋を履きましたが、とても軽快で歩きやすい事が分かりました。手甲に脚絆、そして地下足袋・・怪しい小父さんに見られるかも?
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こんばんは。
トリガタハンショウヅル、こちらでは里山~ちょっと高い山(1000m未満?)に有ります。
我が家の庭でも、むかし工事箇所から救出してきたものが、毎年花を咲かせます。
植物の名前には最初に発見された場所の地名が付いているのがありますね。
シロバナハンショウヅルの分布は関東以西らしいので、当然写真でしか見る事が出来ません。
地下足袋、懐かしいですねぇ・・・むかし亡父が良く履いていました。
確かに足にフィットして、さらに軽いですよね。
投稿: ロココ | 2021年6月17日 (木) 21時39分
ロココさん、今晩は。
ハンショウヅルの仲間は、未開花株は良く見かけます。
でも、日照不足によるものなのか開花株があまり見られません。
地下足袋は、素人農業を始めてから、時々履くようになりました。
履くのが面倒くさいので、普段は長靴を履いています。
亜高山帯の針葉樹林を歩くにはとても楽なので、今後も履きたいと思います。
投稿: やまぶどう | 2021年6月18日 (金) 17時53分