アマギツツジ
私の普段の探索範囲は、富士山南面と愛鷹山系の西麓です。でも、最近はある植物の調査で、県中西部や伊豆半島に進出しています。自身での探索を基本としていますので、十数年の経験による感で探索場所を選定しています。外れれば徒労に終わりますが、この日は感が冴えていました。
目的の植物の記事は後回しにして、意外な植物との初めての出会いがありました。
目的の植物探索の帰り道・・「あっ、今頃ヤマツツジ?」
「なんか、花が大きい気がする。あれっ、ミツバツツジのような葉だ!」
「このツツジ、何だろう?花色はヤマツツジで、葉はミツバツツジ?ヤマツツジのオシベは5本のはずですが、拡大して見ると10本近くあります。」帰宅して図鑑を調べてみると、アマギツツジのようです。
静岡県に住んでいるとはいえ、伊豆半島での植物観察の経験は殆ど無く、このツツジの名前も聞いた事はありませんでした。これ以外にも、初めての出会いがありました。幸運な方の、「犬も歩けば棒に当たる」の一日でした。
ツツジ科ツツジ属アマギツツジ(Rhododendron amagianum (Makino) Makino)。別名:アマギミツバツツジ。
« 天子山麓の植物④ | トップページ | イズカニコウモリとミヤマフユイチゴ »
コメント