« ナギランとナツエビネ | トップページ | エビネ »

2021年5月 3日 (月)

キンラン

今日も、再生畑に耕運機をかけに行って来ました。野菜を植えてあるところは、仕方なく草取りしているのでまだ良いのですが、そうでないところはあっという間に草原になってしまいます。

萌の夕散歩の後、キンランの写真を撮りに行って来ました。

Aimg_4392Aimg_4409

花はとても小さいのですが、黄色い色彩は緑の林床で目を惹きます。右の個体は、クサソテツの中に潜んでいます。最近、シカの食害に遭ったシダ類を見かけますが、クサソテツはなぜか食べられていないようです。

Ap5030158Ap5030157

Ap5030142Ap5030145

Ap5030166Ap5030167

花は平開せず、角度を変えて覗かないと中の様子が分かりません。2個の花粉塊が目のようですね。最下段は、片方の花粉塊が無くなっています。送粉者である小型のハナバチが、訪れたのかもしれません。

キンランは、光合成をしていますが、菌類に栄養依存している部分的菌従属栄養植物です。アルビノのような個体でも花を咲かせる事から、菌類への依存度の高さが伺えます。しかも、キンランが栄養依存する菌類は、コナラなどから養分をもらって生きているそうです。栽培棚に並べても、いずれは枯れる運命にあります。生育していた林内で見るだけにしましょう。

ラン科キンラン属キンラン(Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume)。


素人考えでは、菌類の豊富な場所ではアルビノやそれに近い個体の出現する可能性が高くなるのかもしれません。

菌への依存度が高く、根が退化しているヤクシマヒメアリドオシランの分布調査を行っていて、そんな事を思うようになりました。最初に出会った場所は、スギの葉が林床を埋め尽くすくらい堆積していて、土壌湿度の高い所でした。その場所には、他ではあまり見られない斑入り葉の個体が各所で見られました。中には、全体がアルビノの個体もありました。

« ナギランとナツエビネ | トップページ | エビネ »

野生ラン」カテゴリの記事

草本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ナギランとナツエビネ | トップページ | エビネ »