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2021年5月19日 (水)

保全区のキンラン

昨日は、植物園(造成中)の草刈りに行って来ました。夕方まで頑張ったので、帰宅する頃には腰が痛くなりました。

広大なエリアの一角に、コナラなどの落葉広葉樹優先の保全区があります。そこには、キンラン、ギンラン、ササバギンランが生育しています。特に、キンランとササバギンランはかなりな個体数を見る事が出来ます。

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18日15時半頃に、デジイチで撮影。

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15日の昼頃に、コンデジで撮影。

キンランの花は、夜や日照の悪い時には閉じています。開花の指令を出すのが、照度センサーか温度センサーか分かりませんが・・。

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このキンランは、シカ柵の外に並んで生えていました。花が終盤を迎えた頃、白っぽくなることがあります。この花が、咲き始めからこのようだったのか分かりませんが、そうだとしたら品種のシロバナキンラン( f. albescens S.Kobay.)かも?

ラン科キンラン属キンラン(Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume)。


以前、近くの山林で40個体ほどの蕾を持ったキンランを確認しました。一週間後に写真を撮りに行ったら、開花株は全て無くなっていました。その数年後、ある人から隣の市にある山野草店に卸されたと聞きました。

三者共生するキンランの人工栽培は難しく、山野草店で売られているものは、農場で人工栽培や増殖されたものではなく、山野から採取(盗掘)されたものだと思われます。この保全区のような環境でなければ、やがては枯れてしまう運命にあります。

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